NASA敷地内で重要な古代生物の足跡を発見...でも職員は誰も気づかず

Credit:NASA Goddard via YouTube

NASAの敷地内から白亜紀の生き物たちの貴重な生痕が見つかった。しかも、発見したのは毎日出入りしているNASAの職員ではなく、たまたま通りがかった恐竜の足跡の専門家であるというのだから、まさに灯台もと暗しだ。

この砂岩板が見つかったのはゴダード宇宙飛行センターの建物裏。恐竜の足跡専門家であるレイ・スタンフォードが、同センターで働く妻を車で送り届けた時に地面からその一部が突き出ているのに目を留めたのだ。

見つかったのは恐竜から哺乳類まで、実に8種類の生物の70もの足跡が残されている砂岩板。これは約244cm x 91cmもの大きさの砂岩版で、哺乳類の足跡のあるものとしては世界最大。そのうえ、白亜紀前期、恐竜の居た時代の哺乳類の足跡としても最大のものが残っている。

Credit: Scientific Reports

恐竜の足跡は、ノドサウルスの親子の足跡、竜脚下目、獣脚類、翼竜のものが見つかった。哺乳類はリスほどの大きさのものからアナグマほどの大きさの足跡が残っていた。これまで白亜紀の哺乳類の足跡はネズミやリスほどの大きさのものしか見つかっていなかったため、これは大きな発見である。

このような考古学的に重要な発見が、最新技術で遠い宇宙を研究するNASAの"足元"から発見されるのはなんだか皮肉なことにも思える。空を見上げるばかりでなくたまには地面を見てみると、もしかしたら見逃していた新しい発見があるのかもしれない。

Dinosaur Age Meets the Space Age at NASA Goddard(NASA)

Dinosaur Age Meets the Space Age at NASA Goddard(YouTube)

A diverse mammal-dominated, footprint assemblage from wetland deposits in the Lower Cretaceous of Maryland(Scientific Reports)