

2泊3日のレポート
3月26日(火)– 初日 –
羽田空港に集合

日本列島が寒波に覆われたこの日、全国から選ばれた20人のキッズ・ジャーナリストが羽田空港に集合。1日早く沖縄に到着している福井からのキッズ・ジャーナリスト10名と、那覇空港で合流することになっています。春休みで旅行客が多いせいなのか、沖縄方面の出発ロビーは大混雑。風も強く飛行機も少し遅れ気味です。初対面のみんなは、はじめのうちは緊張した顔をしていましたが、搭乗のアナウンスが流れるころには、笑顔でオシャベリに夢中になっていました。それに対して、緊張がほぐれないのは見送りに来ていたご家族の方々。親元から離れ、しかも初対面の人ばかりの環境のなか、グリーン・カレッジ開催地である沖縄・南城に向かう我が子が心配でたまらないのかもしれませんね。ご家族との別れの時を感傷的にならず、淡々と過ごす子供達とは対照的でした。
那覇空港に到着・集合

那覇空港に降り立つと、快晴の空の下には雨上がりの澄んだ空気がひろがっていて、自然と気持ちがワクワクしてきます。ここでキッズ・ジャーナリスト福井チームがお出迎え。バスに乗り込み、グリーン・カレッジ2019の拠点となる沖縄・南城のキャンプ場へと向かいます。昨夜から沖縄に泊まり、すっかり仲良しになっていた福井チームは、大騒ぎしながら出迎えましたが、顔を合わせた途端、先ほどの勢いはどこへ行ったのやら、見ているこちらが思わず笑ってしまうほど大人しくなりました。その素直な恥じらいが可愛らしかったです。色鮮やかな草花やさとうきび畑。沖縄らしい春の風景が広がる中、バスはキャンプ場へと走ります。
開会式

グリーン・カレッジ2019沖縄・南城の拠点キャンプ場に到着です!班分けとリーダー決めの後、アニマルプラネットのほっちーから3日間の説明がありました。次に、大塚製薬のたーちゃんとやまちゃんから水分補給の大切さを学びました。私たちの体は60%が水分で、しかもそれがイオンを含んだ海の水に近いのだそうです。お話を聞いているキャンプ場の眼下にも真っ青な沖縄の海が広がっていました。
そしてさらに白く健康な歯になるために、ほっちーからアクアフレッシュのハミガキのレクチャーをうけました。ふむふむ、糖分がムシ歯の原因となる酸をつくりだすことを、しっかりと学びました。
昼食

今日の昼食はタコライスとアーサ汁です。タコライスはメキシコ料理のイメージがありますが、実はメキシコ料理と日本料理の合作で、元々はアメリカ海兵隊向けに生まれた沖縄料理です。その由来どおりボリュームもありますが、野菜もたっぷり。そのうえ文句なしに美味しい。アーサ汁のアーサとは冬に沖縄の海を緑に染める海藻のことで、沖縄の海の香りが口の中に広がります。
今日は初めて飛行機に乗ったり、初めての人とたくさん出会ったり、初めてが盛り沢山な一日。張りつめていた気持ちとは裏腹に、お腹はペコペコ。山盛りのタコライスを目の前にして、今すぐにでも食べたい顔つきをしていましたが、その気持ちをグッと抑えて、食事班の仲間が全員揃うのを待ってから全員で「いただきます!」。
テントレッスン「設営編」

お昼を過ぎ、到着の時に感じた雨上がりの気持ち良さから、ジリジリと沖縄らしい日差しに変わっていきました。これからキャンプ場にテントを設営し、3日間過ごす快適な住まいを作らなければなりません。スタッフのたにやんと、とっしーのレクチャーをみんなで真剣に聞き入ります。その後テントチームに分かれて、役割分担を決め設営開始。今日初めて出会ったテントのチームメイトと共同作業が始まります。みんな家族とキャンプをしたことがあっても、子供だけでテントを張るのは初めての様子。わからない手順が一つあっても先に進めません。そして、それを教えてくれる家族もいません。

レクチャーの時には、「誰かが聞いていてくれる」と上の空でいた子と、ちゃんと説明を聞いていた子に分かれていましたが、みんなで協力しないとテントは綺麗に設営できません。はじめのうちは「このポールは、どこのだっけ?」「聞いてなかったの?」「いいから、ここに通して」と、あちらこちらで声が飛び交っていましたが、テントを立てるためにみんなで力を合わせていきます。最後にペグを打つ頃には、なんとなくチーム内の役割分担が決まり、みんなで中にマットを敷いて完成!

コールマンさんからリュックサック、スリーピングバック、LEDヘッドライトを、大塚製薬さんからスクイーズボトル、アクアフレッシュさんから歯磨きセットのプレゼントをもらって、設営したばかりのテントへ。入り口を閉めると外の世界から切り離されたような気がして、子供だけの秘密基地みたいです。
シュノーケリング

天気は回復したのですが北風がおさまらず、風裏となる大度浜海岸に場所が変更になりました。ここは幕末にジョン万次郎がアメリカから帰国した際に上陸した海岸で、ジョン万ビーチとも呼ばれています。私たちの乗るスタイリッシュな大型バスは、風に葉を揺らす長閑なサトウキビ畑の農道を進んで行きます。途中農道が細くなったり、道沿いの木の枝が覆いかぶさっていたりして、この先に本当にビーチがあるのか不安になるような道を、運転手さんが見事な運転で乗り越えて行きます。そしてやっと大度浜海岸の海が見えた瞬間に、みんな「海だー!」と叫びました。海が見えると大人でも子供でも思わず叫んでしまうものなのですね。

大度浜海岸に降り立つと、みんながパソコンやスマホで下調べした時に見たような、沖縄らしい風景が広がり、ここには一足早い夏がありました。知念海洋レジャーセンターのインストラクターさんからレクチャーをうけ、ほぼみんな初めてのウエットスーツを身に付け、まずは浅瀬でシュノーケルやフィンの使い方を教えてもらいます。その後、学年別に分かれてインストラクターさんと一緒にシュノーケリングを開始。そして恐る恐る水に顔をつけて海中をのぞくと!

ルリスズメダイ、ロクセンスズメダイ、ネッタイスズメダイ、シマハギ、クマノミ、チョウチョウオ、ヒメブダイ、ナガニザ、ナンヨウハギ、ボラ、ハマフエフキ。たくさんの魚が美しいサンゴに群がっていて、そこに太陽の光がスポットライトのように差し込んでいます。「これどこかの水族館で見た!」、そう思ってしまうほど綺麗な海でした。はじめは足のつかない海におっかなびっくりだった子も、海から戻った時には、見た魚を心おどるように話していました。
入浴
シュノーケリングが終わり、バスで移動後、水着のままでユインチホテル南城に隣接している温泉施設に入浴です。沖縄では珍しい源泉掛け流し天然温泉「猿人の湯」は、最古の人類である猿人の一種アルディピテクス・ラミダスが生まれた頃の太古の化石海水が含まれているところから名付けられています。シュノーケリングで冷えた体を、温泉がやさしく包んでくれました。
BBQ

泳いでペコペコになったお腹に、待ちに待った夕食です。食事班ごとに、一つの鉄板で肉と野菜を焼きます。「いただきます!」の掛け声と共に「肉、うんめー!」と男子から声が上がりました。肉が焼けるのを待ち切れず、焼き肉のタレをかけたご飯だけをほおばる男子もチラホラ。これを見ていた女子は呆れ顔。ここで食事班のリーダーが、それぞれの役割を決めたり、順番を決めたりして、交通整理を始めました。すると、リーダーに導かれて、チームで協力し合うようになり、みんなに食べ物が行き渡るようになりました。さすが高学年。見ていておもしろかったのは、男子は肉とご飯のみで野菜は二の次、女子は少しの肉と多めの野菜と、大人でも子供でも好みは変わらないのですね。スタッフに調理してもらった沖縄そばの麺を使ったソース焼きそばと塩焼きそばも大満足。お腹一杯までBBQを楽しみました。
ランタンを囲んで

BBQが終わると、眩しいぐらいに輝くたくさんのランタンを囲んで、グリーン・カレッジ2019沖縄・南城に参加した理由の発表会。真っ暗なキャンプ場でここだけが暖かな光を放っています。「飛行機に乗りたかった」「父親とこの番組が好きで」「生まれ育ったところと違う生物を見たかった」「全国に友達を作りたかった」など、様々な理由がありましたが、とくに「親から離れてみたかった」という理由が印象に残りました。それは、沖縄という場所ではなく、僕たち、私たちは心の冒険がしたいのだと教えてくれたからです。

発表会の後は、みんなでバナナとチョコを中に閉じ込めたホットサンドケーキを作ります。ホットサンドイッチクッカーのフタを開けた時に、Colemanのマークがクッキリと表面に浮かび上がっていたら「焼けているよ」のサイン。カリッとしていて、甘~くて美味しかった~。
そして、こんな時忘れてはいけないのが歯みがき。アクアフレッシュを歯ブラシにのせて、みんなで並んでしっかり歯みがきをしました。
就寝
今日は、初めて会った仲間との緊張感やテントレッスン、シュノーケリングなどで、体はもうヘトヘトに疲れているはず。早く静かになるだろうというスタッフの予想と期待をしっかりと裏切り、テントの中のささやき声はしばらく続きました。しかしそれも、時折ひびきわたる南の鳥や虫の鳴き声にかき消され、いつのまにか聞こえなくなりました。
3月27日(水)– 二日目 –
起床

東京より日の出が一時間ほど遅い沖縄は、まだ真っ暗。今日も楽しいことがいっぱいなので、早起きして準備にかかります。
朝食

朝食は、カートンドッグ。ウインナーを入れたコッペパンをアルミホイルで二重に包んでから、各自持参した牛乳パックに入れて焼き上げます。牛乳パックが燃え始めると、自分のホットドックは本当に大丈夫なのか?と少し心配している子もいましたが、アルミホイルからパンを取り出すとあら不思議。外はカリカリ、中はフワフワのジューシーなホットドッグが完成します。5本もおかわりした強者も。ベジタブルスープと共にいただきました。それにしてもみんなには、ダース・ベイダーの替え歌「♪牛乳~とぉ~コッペパン!コッペパン!♪」が大ウケしていました。
南の島の洞窟探検(おきなわワールド 玉泉洞へ)

おきなわワールドに着いて、インストラクターさんからレクチャーをうけます。そして予め着てきたツナギにシューズと軍手を合わせたら、最後にLEDヘッドライトをセットしたヘルメットをかぶります。この重装備にこれから始まる鍾乳洞窟探検の大変さを感じてか、子供たちも緊張気味です。玉泉洞の探検コースは、全長約600mを約80分かけて進みますが、迂回路はなく、中間地点で何かが起こっても、戻るにも40分、進むにも40分かかってしまいます。出発前にみんなの不安な気持ちなどを確認しましたが、怖がる子もおらず、全員揃っていざ入洞です。

一般の観光客の方がいる中を、ヘルメットとツナギの集団が一列に並び、玉泉洞に行進します。周囲から何事かと視線が集まるのが恥ずかしいのか、「ぼくらは工事の人です!」と照れ隠ししている男子もいました。そして明るい階段の続く観光洞の柵を開け、地獄谷と書かれた人工物の無い洞窟に進んで行きます。誰もが「こんなところに本当に入っていくの?」と思ってしまうほど、自然のままの洞窟です。ここまでは、その大げさな格好から少し恥ずかしい思いを抱いて行進して来ましたが、ここではそれを取り戻すかのように「私たちは探検するんだぞ!」とドヤ顔をしている子もいました。

そして、いよいよ大人の腰ぐらいの高さしかない洞窟に入っていきます。その先は吸い込まれるような真っ暗闇が続いていて、まるでブラックホールのようです。手すりや階段はもちろんのこと、明かりなども一切ありません。はじめのうちは「何かいる!」「オバケ!」などとふざけていましたが、洞窟の奥に進んでいくにつれ、だんだんと自然の偉大さに圧倒され、神妙な雰囲気が漂ってきました。なんだか地球の内部に入っていくような感覚です。

頭上にあるハリネズミのような鍾乳石や、段々畑を小さくしたような鍾乳石など、自然のままとは思えないほど美しい光景にも出会えました。ツララ石の先をよく見ると、半透明な筒状になっていて水が滴っています。これは鍾乳石の赤ちゃんで、ストローと呼ぶそうです。そこにヘッドライトの光が当たってキラキラ輝いています。いろんな形をした鍾乳石が、足元に流れる透き通った水に映り込み、本当に神秘的です。しかし足元の水に気をとられていると、今度は上の尖った鍾乳石に頭をぶつけてしまいます。なるほど、ヘルメットについていた傷の意味が分かりました。途中、子供の腰くらいまで水が溢れているところもあり、ロープにつかまりながら進んでいきます。みんなお互いに手を貸したり、励ましあったりしています。探検は、みんなの気持ちを一つにしてくれるようです。
他にも、大昔ここが海だった頃の貝殻の化石を見つけたり、寝ているコウモリを発見したり、エビを見つけたり、はたまた以前1mを越える大ウナギがいた話などを聞いたりしながら、玉泉洞ができるまでの30万年の歴史に思いをはせました。いよいよ出口に近づき、初めて外の明かりが見えた時、眩しさと共に不思議と嬉しさを感じました。
昼食

今日の昼食は、ラフテーをのせた沖縄そばとジューシーです。薄味の沖縄そばに甘辛のハッキリした味のラフテーをのせれば、子供の大好きな味。コシのある麺がツルツルといくらでもお腹に入ります。ドキドキの鍾乳洞探検が終わりホッとしたのか、おかわりする子が続出です。ジューシーは、祝い事や法事に欠かせない沖縄の炊き込みご飯。ヒジキ、シイタケ、ニンジン、コンニャクが炊き込まれていて、とっても美味しかったです。
ヨナグニウマ乗馬体験

昼食後の自由時間に、ヨナグニウマが姿を現しました。鬼ごっこで走り回っていた子供たちも興味しんしん。馬の中では小さいヨナグニウマも、子供たちにとっては自分より大きな動物です。みんなおそるおそる近寄っていきます。一方で、馬もまた臆病な動物であり、横目で子供たちをチラチラっと観察しています。ここからどうやってヨナグニウマと仲良くなっていくのかな?
インストラクターのマーくんの説明を聞き、ヨナグニウマは他の馬と交配することなく生きてきた在来種だと教えてもらいました。昔々与那国島にやってきた時に、南の島の気候に適応するため、300年かけて自ら身体を小型にし、腸の中の細菌を南の島に合わせて生き延びてきたそうです。
まずはニンジンや草をあげて馬と仲良くなります。ちゃんとニンジンを食べてくれると可愛くてつい頭を撫でてしまいます。そうやってみんなの緊張がほぐれていくのを見て、ヨナグニウマも安心してきた様子。

次はいよいよ乗馬です!まずは一人一人インストラクターさんに手綱を引いてもらい一周した後、今度は自分で手綱を握り、馬に合図を送ってみます。同じ間隔のポールをまたいだり、ジグザグ走行したり、細い通路を通過したり。これは楽しい!なかなか動いてくれない馬に困り果て、「動いてください」と素直にお願いしたら、本当に馬が動いてくれ、気持ちが通じたと感動している子もいました。はじめのうちは近寄れないほど怖がっていた子もいたのに、最後には自分一人で馬にまたがり、走らせている子もいました。これはものすごい達成感と自信になったはず。
農作業を手伝いながら人間と共に生きてきたヨナグニウマ。機械の普及と共にその役割を失い、数が減ってしまったそうですが、今では“人と遊び、安らぎを与える”という新しい役割を担っているとインストラクターさんが教えてくれました。素直で可愛らしいヨナグニウマとのふれあいは、とても貴重な体験でした。
カレーライス作り

男子と女子がチームに分かれ、カレー作りを行います。調理をしている姿を見ていると、普段から家でお手伝いをしている子ははっきりとわかります。慌てず騒がず落ち着いていて、丁寧にレシピ通り調理を進めていきます。材料の切り方や味付けなどはもちろんのこと、調理道具や調理テーブルが綺麗で清潔であることも、美味しい料理を作る基本ですね。上級生がリーダーとなり、みんなをまとめて効率よく調理をしていきます。

そんな中、隠し味のチョコを食べてしまったり、材料に火を通す間に料理にあきてしまい、カレーやサラダで遊びだしてしまう子も。それぞれの家庭にはそれぞれのカレーの作り方があり、それぞれの言い分を聞いていては美味しいカレーは完成しません。「これはダメだよ」「それはオッケー!」と良し悪しを話し合いながら、カレーが完成していきます。自分の好きな役割だけではなく、遅れているパートを見つけて、玉ねぎやジャガイモの皮むきなども手分けして進めていきます。
そして、子供たちだけで作った「男子カレー」「女子カレー」とサラダが完成しました。
みんな「いただきます!」の挨拶と共に、カレーをほおばっていました。お昼にたくさん食べたはずなのに・・・。たくさんの子がおかわりしていました。
ランタンを囲んで

いよいよ最後の夜です。ランタンを囲んで、グリーン・カレッジの一番の思い出を発表しました。初めて飛行機に乗ったこと、子供たちだけでテントを建てたこと、シュノーケリングが怖くなくなったこと、温泉に入ったこと、BBQをしたこと、テントでおしゃべりをしたこと、洞窟探検をしたこと、一人で馬に乗れたこと、みんなとカレーを作ったこと、そして全国に友達ができたこと。
そしてそれを「一つ一つぜんぶ一番!」と言ってくれた子もいました。その言葉にスタッフの心が震えました。たくさんの経験が心に刻まれたのですね。本当によかった。いつの日か大人になっても、この経験を思い出してくれたら嬉しいです。

その後、みんなでスモアを食べました。溶かしたチョコレートをマシュマロやバナナにつけて、クラッカーに挟んだスイーツです。中にはチョコレートを付けたマシュマロやバナナをそのまま食べてしまう子も。
甘いものを食べた後は、アクアフレッシュでしっかり歯みがき。口の中がスッキリして気持ちがいい。そのままテントに戻って束の間のオシャベリタイムです。名残惜しいグリーン・カレッジ最後の夜も更けていきます。
3月28日(木)– 三日目 –
起床

今日は、福井チームがam8:15に出発です。眠い目をこすりテントの外に出ると、東の水平線がうっすらとピンク色をまとっています。昨夜のうちに荷物を整理しておいたので、着替えた服を荷物につめこめば準備完了です。
朝食

朝食は、オープンサンドとコーンポタージュスープです。スクランブルエッグ、ハム、チーズ、トマトスライス、ツナの中から、好きなものを好きなだけパンにのせて、かぶりつきます。みんなとのお別れが迫っていることを感じつつも、昨日と変わらない笑顔ではしゃいでいました。
閉会式と福井チーム出発

ここで一足先に出発する福井チーム10名とのお別れです。さっきまで一緒にふざけて走っていたのに、寂しい思いがこみ上げてきます。神妙な顔つきで最後のお別れをして、お互いの姿が見えなくなるまで手を振っていました。
テントレッスン「撤収編」東京チーム

テントを設営した時と同じように、レクチャーを聞いて、みんなでテントをたたみます。福井チームが抜けて人数が足りないところは、スタッフが手伝いました。それがお別れを思い出させてしまうのか、なんとなくみんな元気がなかったです。
那覇空港発

コールマンさん、大塚製薬さん、アクアフレッシュさんからたくさんのプレゼントをもらい、来た時よりも荷物が増えています。那覇空港で大きなビニール袋をもらい、自分の荷物を一つにまとめ、航空会社のカウンターに預けます。大切なお友達や家族にお土産を購入し、飛行機に乗り込みました。
羽田空港での閉会式と解散

初めて親元を離れたり、いつも一緒のお友達がいなかったり・・。そんな初めてづくしの環境のなか、沖縄へと旅立った我が子との再会を待ちわびていたご家族の方々。羽田空港の到着ロビーで、お互いの姿を見つけた時の笑顔が印象的でした。
この3日間でたくさんのお友達を作ったキッズ・ジャーナリストの中には、ご家族との再会を気恥ずかしそうにしている子も。沖縄で初めて出会った海の生物や、地球の中の鍾乳洞、そしてヨナグニウマ。大自然の中でいろんなことを知り、新しいお友達と一緒にたくさんのことを経験しました。いつの日か、グリーン・カレッジでの体験を思い出したとき、この美しい地球に意識をむけて、目を閉じ、耳を澄ませてみてください。大自然はいつでもいろんなことを教えてくれるはずです。