イギリス版長篠の戦い!?エドワード3世はいかにしてフランス軍を破ったのか

人類は武器とともに進化してきた。そう言っても過言ではないでしょう。そして、兵器はより遠くの敵を、より正確に攻撃できるように弓から銃、銃からミサイルというように進化してきました。今回はそんな兵器たちを時代をさかのぼって紹介しましょう。

ローマ帝国を支えた投げ槍、ピルムとは

ピルムはローマ帝国拡張を支えた立役者といっても良い優れた兵器でした。

当時のヨーロッパの戦いは基本的に盾と剣、あるいは槍を持った兵士たちによる白兵戦が主流でした。その際に相手の盾を失わせる事ができれば大きなアドバンテージとなります。こちらは相手の攻撃を盾で防御している隙に一方的に攻撃できるためです。

そのため、ローマ軍は白兵戦が始まる前に敵に向かってピルムを投げ、その盾を貫通させることを狙いました。そのまま相手に刺されば良し、そうでなくてもピルムは構造上一度盾に刺さると抜けづらい構造になっているため、相手にそのまま盾を放棄させることが出来たのです。2メートル近い投げ槍が盾に刺さってしまえば、いかに屈強な兵士であってもそのまま盾を使うことは不可能だったことでしょう。

イギリス版長篠の戦い!?ロングボウ活躍の衝撃

イギリスとフランスの国境を確定させるに至った百年戦争において、クレシーの戦いは大きな転換点となるものでした。

フランス軍およそ3万に対して半数以下の兵力しかいなかったエドワード3世率いるイングランド軍が頼みとしたのが部隊のおよそ半数を占めるロングボウ(弓矢)隊でした。戦いでは、度重なるフランス軍騎兵の突撃に対してイングランド軍が雨のように矢を浴びせて撃退。当時の戦いでは考えられないような数のロングボウ部隊を運用したイングランド軍の作戦が功を奏し、フランス軍は壊滅的なダメージを負って退却します。

以後、イングランド軍は同様の戦術で勝利を収め、戦争のあり方自体も大きく変貌していくことになりました。後に大砲が製造され、それを小型化した小銃が生産され始めます。

いかがだったでしょうか?もし、このような兵器の進化をたどった物語に興味があれば、ディスカバリーチャンネルの『ヒストリー・オブ・ウェポン』をぜひ御覧ください。

放送日時:9月13日(金) 21:00スタート『ヒストリー・オブ・ウェポン(新)』はディスカバリーチャンネルにてご視聴いただけます。未視聴の方は、こちらからご確認ください。