ダムに沈んだ寺院、4年ぶりに姿を現す…観光客に人気となるも再び水没予定

ダムに水没してしていたタイの寺院が、最近の干ばつの影響で再び姿を現したことが話題になっている。

タイ中部ロッブリー県にあった「ワット・ノン・ブア・ヤイ(Wat Nong Bua Yai)寺院」は、ダムに沈む前には周囲の村のコミュニティハブとして機能していたという。20年前にダムに沈んでしまったが、2015年に干ばつの影響で一部が確認できたことが一度あったという。

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そして今回の記録的な干ばつはダムの水のほとんどを干上がらせ、寺院が完全にその姿を現した。中には、頭部が破損しているものの、大型の仏像も形を留めているという。

現在は、この寺院に巡礼する人だけでなく、多くの観光客まで訪れるようになっている。地元の村長は寺院の保存を訴えているが、政府は干ばつが収まればまた水の中に沈むことを容認する姿勢だという。今回の干ばつは、タイ全土で10年に1度レベルの深刻なものであるため、遺跡の保護よりも水源の確保を優先した形だ。

今回の干ばつの影響は、ラオス国境近くのメコン川の水位は100年間でもっとも低いレベルにまで下げた。寺院が現れたダムも、水量が3パーセントまで干上がっており、現地の水不足が心配される。