もはや「スマホ」ではない!未来のスマホに起こる5つの事とは

日本で初めて携帯電話が発売されたのはいつかご存知でしょうか?

答えは1987年です。もっとも500mlのペットボトルと同じぐらいのサイズ感で現在のものとは似ても似つきませんが、登場から30年以上経っていると考えると感慨深いものがあるのではないでしょうか?余談ですが、1987年は俵万智さんの『サラダ記念日』が大ヒットし、社会現象となった年でもあります。

現在、携帯電話で出来ないことはほとんど無いと言っても過言ではありませんよね。電話はもちろん写真も撮れますし、動画やSNSも楽しめます。地図アプリで目的地に迷うこともほぼ無くなりました。

ではこの先、携帯電話はどう進化していくのでしょうか?今回は未来の予想を5つ紹介します。

「自在に曲げられる」スマホが登場

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まず初めに「自在に曲げられる」スマホを紹介します。

文字通り、未来の携帯電話は画面をグニャグニャと曲げられるようになります。未来と言いましたが、比較的すぐに現実のものとなりそうです。

今年2月には折りたためるスマートフォンをSamsungとHuawei(ファーウェイ)が立て続けに発表。どちらも今年中の発売を目指しています。そんな折りたたみ式のメリットは「タブレットのような大画面」での操作ができるということです。

スマホサイズでは見づらかったウェブサイト、字幕付きの映画などもこれまで以上に見やすくなり、LINEでやりとりしながらYouTubeを見るといった、上下左右で別々のアプリを使うなんてことも可能になります。

反対に、今あるスマホサイズをさらにコンパクトにすることも可能です。

イギリスの企業が開発している折りたたみ式スマートフォン「Foldable DRAS Phone」(フォルダブルドラスフォン)は、四つ折りに畳んで手の中に収まるほどの大きさになります。

次世代通信規格、5Gの登場

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2つ目が「5G」の登場です。この言葉、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?

5Gの「G」とは「Generation(世代)」の頭文字で、正式には「第5世代移動通信システム」といいます。わかりやすく言うと「通信速度が劇的に向上する」ということです。

現在の通信速度(4G)がウサインボルト選手だとしたら、5Gは飛行機並みの速さになるといいます。信じられませんよね?

ところで、通信速度の進化で、何が変わると思いますか?

少し歴史を遡ってみましょう。2001年からサービスが始まった「第3世代通信システム(3G)」の登場では、様々なサービスが登場しました。

音楽をダウンロードして聴く、アプリでゲームをする、メールに写真を添付する、さらに検索エンジンを使ったWEB検索、これらは全部、通信速度が上がったから実現出来た技術です。

さらに「第4世代(4G)」の登場で、SNSで写真や動画を共有したり、携帯で動画を見るのも当たり前になりましたよね。さらにYouTuberやインスタグラマーといった新しい職業まで誕生しました。ここまで予想出来た人が何人いたでしょうか

5Gになるとどうなるのでしょうか?予想されているのは、あらゆるものがネットに接続される「IoT(Internet of Things)」時代の到来です。

テレビ、エアコン、冷蔵庫などもネットと繋がり、携帯一つで全てをコントロール出来るようになると言われています。もちろん通信速度も桁違い!2時間ある映画もたったの数秒でダウンロード出来るようになるそうです。

煩わしい充電が不要に!ワイヤレス充電時代の到来

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3つ目の予想は「充電がいらなくなる」だろうということです。

夢のような話ですが、ワシントン大学の研究チームがバッテリー無しで駆動する携帯電話の開発に成功しています。その名もズバリ「Battery-Free Cellphone」です。

原理をざっくり説明すると、消費電力を極限まで減らし、それでも必要な電力は、基地局からの無線周波数を電力に変換したり、米粒サイズの太陽電池から電力を作り出すというもの。

ただし、電力を抑えるためモニターがなく、通話に特化しているので、私たちが望む製品の実現はまだ先かもしれません…。

そこでもう一つの注目技術が「ワイヤレス充電」。現在は充電台にセットするタイプのワイヤレス充電は普及してきていますが、充電中は自由に持ち歩くことができませんよね。

そんな中、アメリカの企業「Ossia(オシア)」は最大10m離れても複数のデバイスに給電できる技術「Cota(コタ)」を開発しています。

この技術を搭載したチャージャーが街中に普及すれば、バッテリーは常にフル充電。充電ケーブルもモバイルバッテリーも必要なくなります。

この話、遠い未来の話のように聞こえるでしょうか?

実は日本でも、パナソニックや東芝などは製品化に向け積極的に取り組んでいて、早ければ2020年の実用化を目指しています。初期段階では室内で、将来的には屋外での利用を想定しているとのことです。

思っただけで操作ができる!「脳波で操作」の衝撃

4つ目の予想は、我々は「脳波で操作」するようになるということです。

これは流石にSF過ぎるでしょうか…?実はそうでもありません。脳波でコントロールする技術は、すでにドローンで実用化済み。今年の2月には南フロリダ大学で「脳波ドローンレース」も開催されているのです!

余談ですが、脳波で操縦するラジコンヘリコプターなら、アマゾン等で簡単に購入が可能です。気になる人は調べてみてくださいね。

話を戻しましょう。2018年、アメリカ・マサチューセッツ工科大学の研究チームが、頭の中の言葉を読み取るマシン「AlterEgo(オルターエゴ)」を開発しました。

頭ではなく、首から顎に沿って伸びる特徴的なデバイスは、声を出そうと思った時に筋肉に送られる微弱な信号を検出して、相関関係のある単語を予測。10人の被験者を対象にした実験では、実に平均92%の精度で脳内発声を認識することに成功したと言います。

また、Facebookの先端技術研究部門「Building 8」も頭に思い浮かべるだけで文章を書ける技術を研究しています。私たちが調べる限り実現はまだ先かもしれませんが、興味深いですね。

スマホは将来「体に埋め込まれる」

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最後の予想は、スマホは将来的に「体に埋め込まれる」ことになるというものです。

この大胆すぎる予測をしているのはアメリカの発明家、マーティン・クーパー。世界初の携帯電話「DynaTAC 8000X」(ダイナタック)の開発者で、今ある携帯電話の全ての原型を作った人物です。

クーパー氏曰く、電話は将来、耳の後ろに埋め込んだ小さなコンピュータになり、考えるだけでいろんな操作が出来るようになるそうです。

流石にこれは無理だろうと思う人も多いと思います。実際クーパー氏も「携帯が真価を発揮するにはあと数世代かかる」と予想しています。

しかし、かつて不可能と言われていた携帯電話を今では一人一台持つのが当たり前の時代です。たったの15年前ですら、スマートフォンが登場し、高性能なカメラで写真を共有したり、YouTubeを見たりする未来を予想できた人はほとんどいません。

今日紹介した技術も、近い将来には当たり前になっているものばかりかもしれませんね。