人間とオウムはライブで一緒にノリノリになれるかも…最新研究で判明した、ヘドバンするオウムの隠れた秘密

2007年、YouTubeで人間のようにバックストリート・ボーイズの曲のリズムに合わせてステップを踏んだりヘッドバンギングをするオウム「スノーボール君」の動画が大人気となった。

先日、このオウムの行動を調査した研究が発表され、音楽のリズムに乗って体が動くのは人間だけではないことが示唆された。

スノーボール君は、ステップやヘッドバンギングをするためのトレーニングなどは受けておらず、自然に行うようになったという事実が当時の研究者たちを驚かせた。米タフツ大学の心理学教授、アルッニダ・パーテルは、スノーボール君の脳がどのように音楽を処理しているのかを調査し、その研究論文をCurrent Biologyで発表した。

研究では、12歳のスノーボール君に対して、クイーンの楽曲『地獄へ道づれ』とシンディー・ローパーの楽曲『ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン』を用いてその行動を観察した。行動を撮影した映像からは、14種類のダンスのような動作と、2種類の複合的な動作があることがわかった。

ステップやヘッドバンギングは一定の行動の繰り返しではなく、音楽に合わせて即興で行われていたこともわかった。こういった動きは、スノーボール君が飼い主の行動を観察して学んだ可能性もあるとしている。

Credit: Aniruddh D. Patel

人間の複雑な声を真似るオウムは、人間と同じように聴覚から得た情報と体を動かす運動が強く結びつく可能性が高いことが研究よって判明した。しかしパーテルは、これはオウムがもともと持っている能力ではなく、スノーボール君が生活の中で身につけた能力であることには注意が必要だとしている。

動画サイトには音楽に合わせてリズムをとるオウムの動画が数多くアップされているが、今回の研究は、科学的に調査した初めてのものとなった。