解明・宇宙のしくみ「冥王星の秘密の歴史Vol.2」

 

未だ謎に包まれている冥王星。最低温度がマイナス240度にもなる凍った星には、湖や川が流れていたかのような曲がりくねった地形が発見されました。

それは、あたかも過去には湖や川のようなものがあり、液体の流れが存在していたかのようにも見えます。

 

 

冥王星の気候が今よりも暖かく、液体が存在できていたとすれば、一体何がその温かい環境を作り出していたのでしょうか。冥王星の表面は凍った窒素に覆われていますが、温度と気圧が低いため、液体の窒素が存在することは難しいと考えられています。

 

 

一説にあるのが、冥王星の温暖化です。冥王星が温暖化すると氷河が蒸発し、大気中の窒素が増え、気圧が高くなります。温暖化する原因として考えられるのは、冥王星の公転軌道が鍵となります。

楕円形の公転軌道を持つ冥王星は248年に1度、太陽に最も接近します。

 

 

冥王星が太陽に近づくと公転速度は速くなり、遠ざかると遅くなるため、冥王星では夏のほうが冬よりもずっと短いのです。しかし自転軸のふらつきのため、冥王星の北半球が暑い夏になることがあります。数百万年にわたって変化を見ていくと、冥王星がほぼ横倒しになって太陽に最接近することがあります。

 

 

このとき北半球は長期間太陽にさらされ、地表の様子は一変します。大気が濃くなり、雲が発生し、氷河が溶け始めるのです。

冥王星は周期的に温かくなったり寒くなったりを繰り返しているのだと考えられております。

 

 

条件が揃えば、冥王星に再び液体窒素が流れ出す日が来るかもしれません。