人の目の表面にも微生物が住んでるって知ってた?

人の腸などには微生物の集団「マイクロバイオノーム」が多く存在し、共生関係となっていることは知られているが、人の目の表面にも数多くの微生物がいることはご存知だろうか。

1000種類以上の微生物が人間の消化器に存在しており、これらが健康を維持する働きも行なっている。最近の研究では、同じように人の目の表面にも数多くの微生物が存在していることが明らかになったのだ。

目のマイクロバイオノームとも言えるこの微生物群は、特定の種類の数が多すぎたり少なすぎると眼疾患を発症する可能性がある。だが、ドライアイ病やシェーグレン症候群などの治療に応用できる可能性を秘めていると、LiveSchienceに寄稿したピッツバーグ大学の助教トニー・レジェーは説明している。

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研究者達はごく最近、年齢や生活地域、民族性やコンタクトレンズ使用の有無などによって、目の表面にはさまざまなミクロバイオノームが存在すると結論づけた。これまで、細菌が原因の眼疾患の治療には抗生物質が使用されていたが、これによって有益な微生物までも殺している可能性がでてきたのである。

今後は、腸内のマイクロバイオノームのように、人の眼に有益な微生物を病気の治療に活用する研究が進んでいくのだとされる。レジェーは、発展途上の研究であるために学ぶことはまだまだ多いと述べているが、微生物が目の病気に役立つようになる日はそう遠くはなさそうだ。