世界最大のミステリー「ナスカの地上絵」はどうやって作られた?

ペルーの乾燥地帯に存在する、超巨大な図形群「ナスカの地上絵」。

古代ナスカ人が何のために描いたのか、未だ多くの謎の包まれる不思議な地上絵。先日、研究者によっていくつかのモチーフがようやく特定されたばかりでもある。

飛行機から観測して初めて全体像が見えるこの巨大な地上絵は、どのようにして作られたのだろうか。

 

ナスカの地上絵の歴史

ナスカの地上絵は、西暦10年から700年頃に、古代ナスカ人によって作られたとされる。

ナスカの地上絵に関する最古の記録は、1553年にスペイン人コンキスタドール、シエサ・デ・レオンが書いた著書に登場する。当時、シエザは絵であるとは認識してはいなかったようだ。

1927年になって、ペルー人の考古学者Toribio Mejía Xesspeが丘陵地帯をハイキング中に巨大な図形を発見、1939年のリマで行われた国際学会「International congress of American anthropologists」で議題として取り上げた。そして、1940年から1941年にかけて、アメリカ人考古学者のポール・コソックが飛行機で上空から調査を行い、その図形が鳥の形をしている超巨大な地上絵であることが確認された。

 

ナスカの地上絵の作り方

Credit: Creative Commons

ナスカの地上絵が描かれている盆地の表面は暗赤褐色であるが、表面の岩を取り除けば淡い砂色の岩面が現れる。古代ナスカ人たちは、幅1mから2mほど表面の岩を取り除くことで地上絵の線を作っていった。

図面を正確な縮尺で拡大するために、ロープと杭で作られたグリッド(方眼)が用いられたと考えられている。制作時、地上からでは正確に描かれているか確認できないため、盆地を囲んでいる高い丘の上から見下ろすことで確認していたとみられる。

こうして作られた地上絵は、作られて500年から2000年以上たった現在でもその姿をとどめているのだ。