解明・宇宙のしくみ「死をもたらす星〜Vol1〜」

近年、宇宙でとてつもない規模の破壊をもたらす天体があるとわかってきました。

2015年に南米チリで超新星爆発が観測され、当初は比較的近くの超新星爆発かと思われたが、光の分析の結果、およそ40億後年も先から発せられた光だと判明したのです。

この「超高輝度新星爆発」はASASSN-15LHと名付けられました。

光のエネルギーは「光子」と呼ばれるエネルギーの粒子でできていますが、この超高輝度新星爆発は太陽の数千億倍だと考えられます。

では、どのように生まれたのでしょうか?

もととなるのは短命で一万年程で燃え尽きてしまう、「青色超巨星」という恒星です。この天体が寿命尽きていく時、恒星の核は「中性子星」という超高密度の天体となります。

中性子星は高速で自転し、強い磁場を持ち始め、特に強い磁場を持つ中性子星は「マグネクター」と呼ばれます。この「マグネクター」の中でも特別強いものが、強烈な光の放出を引き起こし、超高輝度新星爆発を起こしたのです。

この爆発の範囲は半径500光年から、1千光年に及ぶと考えられます。

その中には、何億もの恒星があり、生命のいる天体が何十億あったとしても、一切の生命は絶たれたでしょう。