トラがこの100年間で4%まで減少していること、ご存知でしたか?

私たち日本人にとっても馴染み深い動物であるトラ、実は絶滅の危機に瀕していることをご存知でしょうか。

WWF(世界自然保護基金)によると、20世紀初頭にはおよそ10万頭いたとされるトラですが、現在はわずか4000頭ほどしか存在していないということです。この100年間でその数はわずか4パーセント程度まで減少しているのです。

原因としてあげられるのが、ハンティングや生息地の減少です。特に第二次大戦以前、イギリスの植民地統治下にあったインドでは、トラのハンティングがイギリス人や上流階級の人々によって盛んに行われました。これらの狩猟は主にトラの頭の剥製、いわゆるトロフィーを競うスポーツのような感覚で行われ、4万頭いたとされるトラは現在わずか2300頭ほどに減少してしまったのです。

それでも現在それなりの個体数を維持できているのは、とあるインド人の活躍がありました。その名はカイラシュ・サンカラ。デリー動物園の園長であった彼は世界で最も早くトラの保護の必要性を訴えた人物でもあり、後年その活動を称えて政府から表彰されています。

「自然だけが、彼の尊敬する唯一のものだった」と語られるカイラシュ。当時は国立公園のような野生動物を保護する場所も、法律もなかったため初期の活動は困難を極めたものでした。そして、努力の甲斐あって国立公園、法的な規制が出来ましたが、密猟者たちとの戦いは今なお終わっていません。そんな彼の努力を支えたのが、インド独立の父、マハトマ・ガンディー。長期にわたる政治的な援助がその苦闘を支え、インドのトラが絶滅することを防ぐのに大きく貢献しました。

カイラシュは1994年に69歳でその生涯を終えましたが、その活動は息子へと受け継がれています。

アニマルプラネットではトラの保護を目的として7月29日と定められた「世界トラの日」にあわせて、トラに関する特別編成をお届けします。カイラシュの奮闘を描いた『タイガーランド』をはじめ様々な番組をお届けしますので、ぜひお見逃しなく。

放送日時:7月29日(月)20:00スタート『トラの日特集』はアニマルプラネットにてご視聴いただけます。未視聴の方は、こちらからご確認ください。