宇宙に初めて行ったのはイヌ!?米ソ宇宙開発の舞台裏で起こっていたこととは

 

アメリカの宇宙飛行士で初めて宇宙に行ったのは誰かご存知でしょうか?

その名前は「ハム」。そう、アメリカの宇宙飛行士で初めて宇宙飛行を体験したのはカメルーン生まれのチンパンジーだったのです。

ちなみにハム、何十匹という候補生の中から選抜されたエリートなのです。ハムは機器のライトが点滅すると反応してボタンを押すように訓練されており、成功すればバナナをもらい、失敗すれば電気ショックを受けていました。ちょっと可哀想な気もしますが、ハムが乗ったロケットは無事地球に生還することに成功します。

これはアメリカのマーキュリー計画(有人宇宙飛行計画)の一環として行われた実験で、後に後輩となるエノスというチンパンジーが宇宙飛行に成功しています。余談ですが、ハムはその後動物園で十数年間、静かに余生を過ごしています。

一方、アメリカとの熾烈な宇宙開発競争を戦い、常に有利な立場にあってソ連が宇宙に初めて送り込んだ生き物はイヌでした。「ライカ」と呼ばれたそのイヌは世界で初めて宇宙飛行を遂げたイヌとなりましたが、当時は大気圏に再突入する技術がまだなかったため、再突入前に毒入りの餌で安楽死させる方針でした。

しかし、後に明らかにされたことですがライカは登場していたカプセルの断熱材の不具合により、大気圏再突入前に亡くなっていました。この後も何度かイヌを用いた実験が行われましたが、その多くが無事生還しています。そのうち、初めて宇宙飛行から生還したベルカとストレルカは特に有名で、ストレルカの子犬の1匹はケネディ大統領に贈られています。

動物たちを可哀想と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、今の宇宙開発には知られてはいない開発秘話があり、多くの努力によって人類は宇宙へと踏み出してきました。

ディスカバリーチャンネルではこの熾烈を極めた米ソの宇宙開発競争『月へ!米ソ宇宙開発の舞台裏』を初め、月面着陸50週年を記念した特別編成をお届けします。ぜひご期待ください。

放送日時:7月20日(土)15:00スタート 9日間連続『月面着陸50周年記念 特集:宇宙への挑戦』はディスカバリーチャンネルにてご視聴いただけます。未視聴の方は、こちらからご確認ください。