牛肉と鶏肉、どちらも健康への影響は一緒だった?米政府のガイドラインを覆す驚きの最新研究結果

牛肉などの赤身肉よりも鶏肉などの白身肉の方が健康的であると考えられてきたが、最新の研究では、どちらも健康への悪影響の度合いが変わらないという結果になったようだ。

これは、アメリカの研究機関CHORI(the Children’s Hospital Oakland Research Institute)が実施した、動物性タンパク質と植物性タンパク質による健康への影響の調査で明らかになったもの。

調査は113人を対象に行われた。参加者は高飽和脂肪食のグループと低飽和脂肪食のグループにわかれ、両グループともビタミン系のサプリメントとアルコールの摂取を控えさせた。グループは、赤身肉(牛肉)と白身肉(鶏肉、ターキー)、植物性タンパク質(豆類、穀物、大豆系食品)の食事を4週間の間に循環してもらった。

各食事の前と後に採取した参加者の血液から、高飽和脂肪食のグループは低飽和脂肪食のグループよりも総コレステロール値と悪玉コレステロールであるLDLコレステロール値が高かったのだが、赤身と白身のどちらの肉も飽和脂肪の量に関係なくLDL値を上昇させていた。

つまり、赤身肉と白身肉は、血中コレステロール値に同じ影響を及ぼしたことになる。

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この結果は、赤身肉の方が白身肉よりも血中コレステロールに悪影響を与えると考えていた研究者たちを驚かせた。牛肉よりも健康的だとして鶏肉など白身肉を食べることを推奨しているアメリカ政府のガイドラインと異なってしまうからだ。

今回の研究では、牧草で育った牛の肉や、ベーコンなどの加工品、魚介類は試してはいなかった。また、小規模かつ短い期間での研究であったことから、今回の結果を受け、さらに研究が進められるとみられる。