解明・宇宙の仕組み「火星 生命誕生と絶滅〜Vol.1」

 

 

はるか昔、火星には生命が溢れていたと考えられています。

 

 

45億年前、火星は小さかったために地球より早く冷えました。

そして冷えた地表に水が溜まり、原始の海が誕生したのです。

その海の中で、バクテリアのような小さな生物が生まれたことでしょう。

 

 

しかし、生命体は進化せず絶滅しました。

なぜでしょうか。その理由は火星の形から読み解くことができます。

火星の北半球は押しつぶされたように歪です。

 

 

科学者たちはその部分を「ボレアリス衝突」という太陽系最大のクレーターだと予測しました。

かつて太陽系であぶれた小惑星が火星に衝突。

その際に火星の北半球はほとんど失われたのです。

その小惑星は火星の40パーセントもの大きさを占めました。

6500万年前に恐竜を絶滅させた大衝突の比ではないほどの、巨大衝突です。

 

 

火星の表面の半分近くが宇宙へ放り出されただけでなく、衝突のエネルギーにより火星はほとんど溶けてしまいました。もしも、この時点で火星に生命が誕生していたとしても、全て絶滅してしまいます。

火星の生命は、1つの天体によってその運命を左右されたのかもしれません。