最新の研究から学ぶ!早起きのメリットと簡単な方法

みなさんはいつも何時ごろに起きているだろうか。

「早起きは三文の徳」ということわざにある通り、早起きすれば勉強の効率が上がったり、年収が上がったりすることが最新の研究や調査によって明らかとなっている。今回はその中から3つをえりすぐって紹介したい。

2016年、東京大学大学院の研究チームは「人の記憶力が最も高まる時間帯は午前中」であるという研究結果を明らかにした。

研究ではマウスに積み木の形を覚えさせる実験を繰り返し、どの時間帯に記憶定着の効果が上がるかを調べた。結果、夜行性のマウスの場合、活動を始める夜に覚えた積み木は24時間経っても記憶している割合が最も高かったという。

また、2008年にテキサス大学に通う大学生に対して実施された調査では、朝型だと答えた学生の成績評価点(GPA)が夜型の同級生に比べて点数が高いこともわかった。 (朝型 3.5:夜型 2.5)

さらにプレジデント社が読者500人を対象とした調査を行ったところ、年収400万円未満の人は朝型の人が3割程度だったのに対し、年収900万円前後の人は5割近くが朝型、さらに1400万円では6割以上が朝型という結果が出たという。

それを裏付けるかのように世界的な成功者達もその多くが朝方の生活を送っていると公言している。例えばアップルの元CEO、スティーブ・ジョブズは毎朝6時に、現CEOのティム・クックはなんと朝の4時に起きているという。

なぜ成功者が早起きなのかについては諸説があるものの、

・最も頭が冴えてる早朝に仕事に取り掛かるから。

・誰にも邪魔されない時間帯で集中して取り組めるから。

・心と時間に余裕が生まれ、正確な判断が下せる。

などがその理由として考えられている。

しかし、それでも早起きはどうしても苦手…という人も多いだろう。かくいう筆者もそのうちの1人で毎朝必死の形相で目覚まし時計を止めているのだが、そんな筆者でも出来そうな方法を最新の研究から紹介したい。

それは、「明日は朝〇時に起きるぞ」と寝る前に意識するだけ。

にわかには信じがたいこの方法を明らかにしたのは、自己覚醒の研究を行う池田大樹(独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所)だ。同氏は「不眠症や昼夜逆転生活のように睡眠リズムが極端に崩れている人を除けば、ほとんどの人が自己覚醒できるようになる」という。

実験では自己覚醒習慣のない11名の学生に、指定した時刻に目覚まし時計を使わず起きるよう指示し、その成功率を調査。被験者の中には「とにかく起きようと思った」人から「なんとなく意識した程度」という人までまちまちだったが、4日目以降から成功率が高くなり、7日目には8割の被験者が成功。成功しなかった2割も8日目には成功したという。

いかがだっただろうか。早起きするだけで仕事も勉強も今よりずっと効率よく行えるようになるはずだ。ただし、朝6時以前に起きているという人は要注意。オックスフォード大学の「早起きをすると心筋梗塞や脳卒中などの発症リスクが最大で4割高くなる」という研究があるためだ。

何事にも加減が重要、適度な早起きでよりよい生活を送ってほしい。