好きなタイプはどうやって決まる?科学が説明する恋愛の真実3選

「どんなタイプの人が好み?」

様々な答えが返ってくるであろうこの疑問だが、実はこのテーマに関しては既に多くの科学的な研究がなされている。

まずは、好きな人のタイプは「脳内ホルモン」によって決まるというアメリカの人類学者、ヘレン・フィッシャーの説を紹介しよう。具体的には、ドーパミン、セロトニン、テストステロン、エストロゲンの4つのうち、どれが優勢かによって性格が変わり、惹かれる相手も変わるという。

詳しく見ていこう。ドーパミンが優勢な人は好奇心が強く自由奔放、新しいことに挑戦することを好む冒険家タイプだ。それと対照的なのがセロトニンが優勢な人。感情のコントロールに長け、落ち着いているのが特徴だ。この両者はそれぞれ同じ性質の人を好む傾向にあるという。

また、テストステロンが優勢な人は言いたいことはハッキリと言い、ロジカルで決断力に長ける指導者タイプだ。それに対してエストロゲンが優勢な人はコミュニケーションが得意で共感力が高く、映画などで泣いてしまうような感情豊かなタイプだ。この両者は前者が後者を、後者が前者を好むとされている。

続いては、アメリカ・シカゴ大学のステファニー・カシオッポ博士の一目惚れについて「過去の経験に基づいて一瞬で判断する」という研究を紹介しよう。

同博士はモニターに映し出される異性の写真を見て魅力的であればイエスのボタンを、そうでなければノーのボタンを押すという実験を行い、その際の脳の活動を調査した。結果、写真を見た瞬間に脳の角回と呼ばれる部位が活発に活動することが判明した。角回は過去の経験で得た認識やイメージを管理する脳の領域、つまり、私たちは初対面の人について一瞬で好き嫌いを判断していることになるのだという。

また、「異性の好みは体臭で決まる」という驚きの説もスイスの動物学者、クラウス・ヴェーデキント博士によって提唱されている。人間の体臭はHLAという臭いに関する遺伝子によって司れており、それが異なれば異なるほど惹かれ合うのだという。

同博士は、男性の着たシャツの臭いを女性に嗅いでもらい、最も好んだものを選ばせるという実験を行った。結果、ほとんどの女性が自分のHLA遺伝子と最も離れた男性のものを選んだという。

これは、自分と離れたタイプの遺伝子と合わさることで多様性のある遺伝子を残そうとしているからだと考えられている。

いかがだっただろうか。「自分ではどうしようもないじゃないか!」という怒りの声が聞こえてきそうだが、逆に言えば無理に取り繕わずにありのままの自分でいることが相性の良いパートナーにめぐりあうために重要なのかもしれない。