72時間戦えますか?ベーリング海でカニを獲っていたら人を殺しかけた

Credit: Discovery Communications

働き方改革が声高に叫ばれる日本からはるか彼方、北極海一歩手前のベーリング海でのカニ漁には「ホワイト」の4文字はありません。「獲れる時に獲れるだけ獲る」の精神のもと、好調が続くときは文字通り寝る間も惜しんで漁に没頭するのです。幸か不幸か、アンディ率いるタイムバンディット号のクルーは稀に見る好漁に恵まれていました。

クルーにとってもカニが獲れなければその分給料が減ってしまうので獲れないよりは遥かに良いのは間違いないのですが、後何十時間も眠れないのではあまりに好漁なのも考えもの。また、疲労と睡眠不足が積み重なれば注意力が散漫になり、それが命に関わる事故を引き起こしかねません。

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カゴを固定するフックをかけ忘れたことで宙にふわりと浮いたカゴがクルーの真横に落下したのです。腕にかすれば骨折、下敷きになれば命に関わる事故だっただけに一同が肝を冷やしたこの事件ですが、この事故があっても休んだり眠ったりすること許されません。まだカニは獲れ続けているのですから。

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しかし、そのカニがメスと子ガニばかりになると話は別です。資源保護のためメスと子ガニを獲ることが禁止されているからです。そのため、カゴいっぱいにカニが入っているように見えてもそのまま海に返すしかないのです。そんなとき、疲労が限界に達しているうえ、慣れないクレーンの操作をしていたクルーが致命的なミスを犯します。

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嵐が強まり、船が大きく揺れたタイミングでクレーンの操作を誤ったせいでカゴが新米クルーの頭を直撃しかけたのです。もし、カゴが勢いよく頭部を直撃するようなことになれば間違いなく即死していたことでしょう。こうしてタイムバンディット号のクルーは壮絶な72時間を戦い抜き、ようやく短い眠りにつくことが出来たのでした。