最近発見された巨大な地球型惑星に生命体がいるかも…人類が居住可能かも調査へ

米ワシントン州シアトルで開催された第233回米国天文学会(American Astronomy Society)にて、1月10日、最近発見された巨大な地球型惑星「バーナード b(GJ 699 b)」に、原始的な生命の存在が示唆された。この発表を行ったのは、米ビラノバ大学の天体物理学者エドワード・ギナン氏とスコット・エングル氏だ。

2018年11月に学術誌でその存在が発表されたばかりのバーナードbは、地球から6光年の距離にある惑星だ。質量は地球の3倍で、赤色矮星「バーナード」を周回している。これまで見つかった中では2番目に地球に近いのだという。この発表は、ギナン氏とエングル氏の研究チームとカタルーニャ宇宙研究所のチームが18年にも及ぶ観測結果と最新データに基づいている。

Credit: Villanova University

バーナードbの地表は摂氏マイナス170度で、氷った砂漠に覆われているとみられる。だが、その氷の下には鉄とニッケルでできた高温のコアがあり、その地熱が原始的な生命活動を助ける環境を作り出している可能性がある。地熱による生命活動は、地球の南極にみられる地底湖と同様の原理であるそうだ。

同じく生命がいるのではと考えられている木星の第二衛星エウロパは、南極の4km近い厚さの氷の下にあるボストーク湖と似た環境だと推測されている。

今後の研究では、バーナードbの大気の性質や地表の状態、人類の居住性についても明らかになるだろうとギナン氏は語っている。