世界で目撃相次ぐ空飛ぶ「火球」…NZ上空の光る物体の正体は意外なものだった?

光りながらものすごいスピードで上空を通過していく不思議な物体。

まるでSF映画に登場するUFOのようだが、2019年になって、ニュージーランドと日本で目撃情報が報告されている。この謎の物体の正体は一体何なのだろうか。

 

ニュージーランド上空で目撃された光る物体

現地時間の1月5日夜、NZのオークランドの上空で光る物体が目撃された。その時の様子を捉えた動画をSNSにあげた夫婦は、最初はジェット機だと思ったが、緑色に光っており途中で花火のように砕けた、と地元メディアに語っている。

しばらくして、赤く光る物体も上空に現れ、最初の緑の光とは異なった方向へと飛んで行ったという。目撃した夫婦は、光が通り過ぎた際に何かの臭いがしたと証言している。

実はこの光る物体、ロシアが2007年に打ち上げた軍事衛星「コスモス2430」だった可能性が高いと地元メディアは報じている。オークランド大学の天文学者リチャード・エスター教授は、99パーセントの確率で、制御不能に陥ったコスモス2430であるとしている。

この人工衛星の残骸は、ニュージーランドの誰かの家の庭に落下していることも考えられるという。焦げた金属などを見つけた場合は慎重に扱う必要があると注意を促している。

 

西日本上空の火の玉

1月3日の早朝、西日本の上空で高速で移動する光る物体が目撃された。この光は関西から四国までの広範囲で目撃されており、上空を通過する際に轟音がしたとも報告されている。

国立天文台の縣秀彦普及室長は、こちらは人工衛星の落下ではなく小惑星か彗星のかけらが大気圏に突入した際に燃えて光る「火球」ではないかと説明している。この火球は、徳島県に落下した可能性が高いと日本のメディアは報じている。

 

近い時期に人工衛星と小惑星(か彗星)のかけらによる同じ現象が報告されているのは興味深い。あなたもふと空を見上げれば、不思議な火の玉を目にすることがあるかもしれない。