世界一貧しい大統領のマイカーと世界一お金持ち大統領のマイカー

王族や政治家であっても、自らハンドルを握り車を運転することもある。そんなプライベートシーンで気になるのが、どんな車をチョイスしているのかということだ。トランプ大統領や、世界一貧しい大統領として知られるウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領など、愛車を知ればそれぞれの人柄が見えてくるようだ。

 

トランプ大統領は高級車好き

アメリカのトランプ大統領は車好きで知られる。現在は、機関銃やライフル銃などの攻撃から守るため、装甲板が組み込まれた大統領専用リムジン「ビースト」に乗っているが、大統領就任前はさまざまな高級車を選んでいる。

ロールスロイスのシルバークラウド、ランボルギーニのディアブロ、メルセデス・ベンツのSLRマクラーレンなど。不動産王として巨万の富を獲得したトランプ大統領の愛車は、やはり世界でも最高級クラスのラグジュアリーカーばかりだ。

そして、アメリカ車の中でトランプ大統領がチョイスしたのは、キャデラック・アランテ。ほかに、スポーツカータイプの電気自動車、テスラ・ロードスターも乗っていたと言われる。

 

“世界一貧しい大統領”の愛車は、水色のザ・ビートル

「世界一貧しい大統領」のニックネームがつけられた、ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領。小さな農場での質素な暮らしを実践し、いつも謙虚な姿勢を貫き、世界中の人々の心を打った伝説的な人物だ。

そんなホセ・ムヒカ前大統領が愛車として使っていたのが、フォルクスワーゲンのザ・ビートル。水色の小さな車は彼の代名詞としても知られ、ウルグアイでヒッチハイクをしていたある男性は、ほとんどの車が止まってくれないのに、ある車が乗せてくれたらなんと大統領だった!というエピソードもある。

また、彼の車を100万ドルで買いたいという申し出があった際も、もしその大金を受け取ったらホームレスのために寄付すると話し、この申し出を断っている。

 

ローマ法王は父からもらったルノー4を運転

バチカン市国の首長で、キリスト教の最高位聖職者であるフランシスコ・ローマ法王も、自らマイカーを運転することがある。その車が、20年の年季が入った白色のルノー4だ。これは、父レンゾ・ゾッカ氏が進呈したもので、貧しい人々を救う救済活動などを称えて贈ったものと報じられている。

車の走行距離は19万マイル(約30万km)とかなりの中古車だが、きっとフランシスコ法王は大切に乗っているだろう。

 

世界的に知られる人物だけに、経済的な事情や警護面も当然ながら考えなければならないが、やはり愛車にはそれぞれの人柄が映し出さるところもあると言えそうだ。

Makiko Sato*Discovery認定コントリビューター

雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。