一口食べるごとに気温が上がる…!? ハンバーガーが影響を及ぼす意外なコト

ファーストフードのプチプラメニューから、名シェフが手がける高級レストランのグルメな逸品まで、世界で愛されている料理にハンバーガーがある。

そんなハンバーガーだが、一口食べるごとに地球のある部分に影響を与えていることを知っているだろうか?ハンバーガーの裏側にある、知られざる真実とは…?

 

肉は環境破壊の影響力が大きい食材だった!

ハンバーガーのメインとなる食材は、牛や豚の肉から作られるパテだ。しかし、この肉が環境破壊に大きな影響があるというのだ。

国連が発表しているレポートによると、1/4ポンド(113g)のビーフバーガーを作るのに1,695Lもの水が排出される。しかも、世界の食料のカロリーのうち家畜がもととなるカロリーはわずか18%しかないのに、世界の農地の80%が家畜用に使用されているそう。

つまり、将来の食料不足が懸念されている現代において、牛や豚を育ててその肉を食料にすることはとても効率が悪いということだ。さらに、森林破壊や家畜の排泄物などからくる、畜産業による温室効果ガスも全体の14%を占めており、見過ごすことはできない。

Credit:Creative Commons

3回に1回、植物性バーガーに変えてみたら…

ハンバーガーが環境問題に繋がっていたとわかったら、ぜひ考えてみたいのが、野菜でできた肉「ビヨンドミート」のハンバーガーだ。「肉を超えた肉」と名づけられたこのビヨンドミートは、マイクロソフト創業者であるビル・ゲイツ氏が開発に出資したことでも知られる、大豆やえんどう豆などを原料にした肉のこと。

たとえば、平均的な水泳プール1個分の水で生産できるビーフバーガーは312個だが、ビヨンドミートを使ったハンバーガーなら同じ水の量で60,837個も生産することが可能なのだ。

アメリカ人は平均で週に3回ハンバーガーを食べているが、そのうち1回をビヨンドミートのバーガーにすると、年間で1,200万台の車を排除する分だけの温室効果ガスも削減できるという。

 

国連食糧農業機関では、食肉の消費量は2050年までに76%も増加すると見ており、これはかつてないほどの消費量だそう。自身の健康のためにも、地球のためにも、肉食はほどほどがいいのかもしれない。

 

Makiko Sato*Discovery認定コントリビューター

雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。