20XX年、携帯電話が使えなくなったらどうする?

去る12月6日、ソフトバンクのネットワークにて通信障害が発生した。障害は数時間にわたり、全国のユーザーに影響を与えた。

将来、もしすべてのキャリアの携帯ネットワークが使えなくなったら、私達はどうすればいいのだろうか。

この記事では、携帯電話が使えなくなった場合にどのようにして通信手段を確保すればいいのか、シミュレーションしてみよう。

 

現在も使える公衆電話

 

かつては街中に数多く設置されていた公衆電話。しかし携帯電話の普及などが原因で、現在はピーク時から約6分の1にまで数を減らしてしまった。

ところが東日本大震災の際に、携帯ネットワークがダウンしている状況でも使える公衆電話が見直された。また、公衆電話からは誰でも緊急通報がおこなえるメリットもある。

こちらのNTTのホームページからは、公衆電話の設置場所が検索できる。近所で公衆電話を見かけたことがない方は、一度確認してみるのもいいだろう。

 

公衆無線LANを活用

 

Image Credit: Wikimedia Commons

また、場所によっては無料で使える公衆Wi-Fiも整備されている。

例えばコンビニの店舗では、ユーザーアカウントを登録することで無料でインターネットが利用できる。さらにコンビニだけでなく、カフェでも公衆Wi-Fiは利用可能だ。

そして、携帯キャリアも契約ユーザー向けに、公衆Wi-Fiを提供している。これらは携帯キャリアの店舗だけでなく、カフェや鉄道の駅でも使用できる。

 

最後の手段、衛星携帯電話

 

Image Credit: ソフトバンク

さらに奥の手として、地上の携帯ネットワークが使えなくても、衛星携帯電話を使うという手もある。

現在国内ではNTTドコモやKDDI、ソフトバンクは衛星携帯電話サービスを提供している。これらのサービスはイリジウム・コミュニケーションズやアラブ首長国連邦のスラーヤ・テレコミュニケーション・カンパニーの衛星携帯電話サービスを利用している。

さらに、近年の衛星携帯電話は技術革新により、普通に持ち運べるほどのサイズになった。現在も、山奥での保守点検、あるいは海上での通信などで、衛星携帯電話は活用されている。

塚本直樹

*Discovery認定コントリビューター

IT・宇宙・ドローンジャーナリスト/翻訳ライター。フリーランスとしてドイツを中心にヨーロッパにて活動しつつ、日本でのラジオ出演やテレビ、雑誌での解説も。 @tsukamoto_naoki