容器の中にニャンコが…NYのとある寒い朝のできごと

11月、ニューヨークの寒い土曜の朝のこと、動物シェルター「アニマルヘブン(Animal Haven)」の職員が犬を散歩させるために外へと出た。その犬は、歩くよりもゴミの匂いを嗅ぐことが好きだった。

Credit: Animal Haven via The dodo

すると、アニマルヘブンの勝手口付近に白い容器が放置されていた。白い容器は、施設の掃除で使われるクレンザーと似た容器だったために見過ごしそうだったが、連れていた犬が強く興味を示した。不振に思って職員が容器を調べてみると、中にはなんと猫がいたのだ。

おそらく、アニマルヘブンの職員に気づかせようと猫を容器の中に入れて勝手口に置き去りにしたのだろう。職員は慌てて震える猫を施設内へ連れて行き、直ちに検査を行った。その結果、その猫は3歳のメスで健康状態に問題ないことがわかったが、極度に人を恐れているようだった。

アニマルヘブンでは、年に何回か施設のドアの前に置かれた空の箱や袋を見つけることがあると説明する。しかし、その多くは、中に入れられた動物たちが自力で抜け出してしまった跡だという。

Animal Haven via The dodo

アニマルヘブンで収容できるキャパはすでにオーバーしていたが、スタッフ用キッチンに居場所を作ってあげた。その猫は「セイジ」と名付けられ、ゆっくりと人との触れ合いに慣れていっているそうだ。スタッフは、できるだけ早くセイジを暖かく迎えてくれる家庭を探すために今も努力している。

Animal Haven via The dodo

理由があってシェルターの前に置き去りをしたのかもしれない。だが、どんな理由があろうと、動物を置き去りにすることは許されてはならない。今回のように容器の中に閉じ込めていた場合、ごみ収集車が猫に気づかずに回収してしまうことも十分にありえるのだ。

どうにもならないときでも、シェルターの職員は親身に相談に乗ってくれるはずだ。職員たちの願いは、人と動物の両方が幸せになることなのだから。