鉛筆はこうやって作られている。|シリーズ工場見学

誰もが子供のころはよく使ったであろう鉛筆。「鉛」の筆と書くが、実は鉛が入っているわけではない。実際に使われているのは黒鉛で、これに粘土を加えることで芯を作っている。ではその作り方を紹介しよう。

Credit: Discovery Communications

まず芯を作るのだが、白い粘土のそばにある石がお分かりいただけるだろうか。これは材料をより細かくするために入れられているものだ。ちなみにHBや2Bなどの鉛筆の芯の種類は粘土と黒鉛の比率によって決まる。粘土が多ければ多いほど固くなり、その色は薄くなるという訳だ。

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粘土と黒鉛に水を加えて混ぜ合わせて芯の形に成形したら芯の完成、というわけではなく、この状態ではまだ柔らかくて文字が書けない。という訳で、成型した後の芯を高温の炉に入れて熱を加える。鉛筆づくりの工程でこんな炉まで出てくるのはちょっと意外ではないだろううか。

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鉛筆の芯をどうやって中に入れているか気になったことはあるだろうか。実は、板に切り込みを入れてそこに先ほど作った芯をおき、それをサンドイッチにするような形で上からも板をかぶせていくのだ。あとは削って出来上がり。余談だが、アメリカでは黄色の塗装がスタンダードになっている。黄色が高級感を演出するものであり、その名残で今でも黄色が使われるのだという。