工場はまるでピタゴラスイッチ!ビー玉工場に潜入してみた|シリーズ工場見学

誰もが知っているビー玉、ラムネの瓶に入っているものを集めたという人も少なくないのではないだろうか。ちなみにそのビー玉、起源をさかのぼると古代エジプトからその存在が確認されているという。今回はそんな意外と古い歴史を持つビー玉の作り方について紹介する。

Credit: Discovery Communications

この画像、何かお分かりいただけるだろうか。実はこれ、すべてビー玉の材料になるガラスのごみなのだ。これらを色ごとに分別し、それらからビー玉を作っていく。まずは基本となる透明なガラスを炉できっちり1260度で溶かしていく。この温度が重要で、これより低いとガラスが十分に溶けず、逆に高すぎるとサラサラになりすぎてビー玉の大きさに切れなくなってしまうのだ。

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続いてはビー玉の模様を決める肝心な工程だ。色のついたガラス、動画内ではガーデニング用のガラス玉を透明なガラスの中心に落としていく。落ちた青いガラスは一瞬で溶け、無色のガラスの中心をまっすぐに沈んでいく。この真ん中に出来た青い筋がビー玉の模様になるのだ。

Credit: Discovery Communications

そしてこちらがビー玉を転がして加工する機械。回転させることで丸く加工できるうえ、内部の青いガラスが様々な模様に変化するのだ。そして、奥から手前にかけてガラスの温度が下がっていることがお分かりいただけるだろうか。成型機と呼ばれるこの機械を通るわずか1分の間に、ガラスの温度は550度近くも下がるという。

Credit: Discovery Communications

そしてこちらがある程度冷めて模様が固まったビー玉。ただ、ご覧になってわかるように紙を置くとあっという間に燃え上がるほどにはまだ高温。これが完全に冷えるのに丸1日かかるという。作業にかかる時間はそれを含めて1日半、こうしてただのガラスのごみがビー玉として生まれ変わっていくのだ。