サンダルのように簡単に靴に装着するショートスキーボードが話題になっている。
「スノウフィート(Snowfeet)」と名付けられたこの商品は、履き慣れたトレッキングシューズなどに装着することで、雪の上を自由に滑ることができる。サイズ的にかさばってしまうスタンダードなスキーボードやスノーボートと異なり、省スペースで簡単に持ち運びできるのも魅力だ。

スノウフィートは、2015年にチェコの2人の大学生によって考案された。彼らがアルプスにスキー旅行に行った際、スキーボードを忘れてきてしまった。どうしてもスキーを楽しみたかった彼らはスリッパを履いてゲレンデに挑んだところ、想像以上に楽しめたのだそうだ。そこで、彼らは冬用の靴に簡単に装着できるショートスキーボードの開発に着手した。
「ミニスキー」をはじめ、以前より靴に装着するショートスキーボードは存在していたが、彼らはそれらの商品を研究し、さらに完璧なものにするため開発を行ったとしている。目標は、スノーボードのようにオリンピックの競技にすることだという。

スノウフィートは、ソールの底に金属製のスキーエッジを備えており、一般的なスキーのように雪の上をなだらかに滑ったりエッジを使って停止できるほか、スケートのようなスタントを行うことが可能。また、スケートのようにかかとを使ってスローダウンできるが、通常のスキーボードと比較して停止が難しため、急斜面での使用は推奨されていない。
米・ボストンを基盤とするSnpowfeet社によって作られているスノウフィートは、クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」にて受注が行われている。現在、2000セットの注文までは2019年2月に発送、それ以降は2019年中の発送となるようだ。