世界中でトイレが爆発!危険を回避するためにあなたができること

11月2日、インドのナビムンバイにある公衆トイレが突如爆発した。比喩ではない、まさにエクスプロージョンな出来事だった。

爆発したのはガンソリの地域運営の電子式公衆トイレだった。爆発現場の近くに住んでいた18歳の男性がこの公衆トイレを使おうと中に入っていたところ、トイレが大規模な爆発を起こした。男性はすぐに最寄りの病院へと運ばれたが、体の40%を火傷するという大怪我を負っていた。

この電子式の公衆トイレは、1ルピーコインを入れることで使える比較的仕様が新しいものだった。トイレには緊急ボタンや換気用のファン、自動洗浄機能が備わっており、設置コストはおよそ150万ルピー(約235万円)と言われている。

消化活動に当たった消防隊の発表では爆発の原因は判明していないという。現場の消防隊員の話として報じるところによれば、トイレのタンクに貯まった有機ガスが何かのきっかけで爆発した可能性もあるとしている。インドでは最近になって井戸やマンホール内で発生した有機ガスの影響で何人もの死者を出していることから、本件も有機ガスとの関連が疑われているようだ。

昨年1月にも、中国・陝西省の公衆トイレが爆発し、死者1名、負傷者7名を出している。捜査に当たった当局者によると、下水道の可燃性のガスがトイレに入り込んだことが原因ではないかとしている。このガスには、メタン、アンモニア、硫化水素などが含まれているという。

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なぜトイレが爆発するのか。

インドや中国の爆発事故原因究明のヒントになる出来事が2011年にオーストラリアで発生している。オーストラリア軍とアメリカ軍の合同演習が行われていたオーストラリアのロックハンプトン空港で、仮設トイレが突如爆発したのだ。爆発に巻き込まれたのは演習に参加していたオーストラリア空軍の男性だった。

この男性は仮設トイレに入って用を足す際、タバコに火をつけた。その瞬間、トイレは爆発したのだ。

人の排泄物はバクテリアの影響などで発酵すると可燃性のメタンガスが発生する。最近はクリーンなバイオガスとして活用する動きもあるほどだ。仮設トイレや下水道の爆発事故も、これらメタンガスが原因で、タバコを吸ったことで爆発を起こした可能性が十分に考えられる。(インドの電子式公衆トイレの場合は、電子部品のショートによる火花も原因となりそうだ。)

トイレで爆発事故に遭わないようにするにはどうすればいいか。簡単にできる一番の方法は、トイレでタバコを吸わないことなのである。