怖〜いゾンビ映画?いいえ、アライグマです…人の手に似た前足の不思議

板の隙間から、生きた人間の肉を求めるいくつものゾンビの手……

のように見えるが、動画をよくよく見ると、隙間からチラチラとある動物が顔を覗かせているのに気づくだろう。そう、この動画は何匹ものアライグマがペットフードを求め前足を伸ばしている姿を捉えたものだ。

Credit: the dodo

これは2016年10月頃に公開されたもの。この動画ではアライグマの前足がまるで人間の手にみえるのだから不思議だ。

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アライグマの前足は、タヌキなどに比べると指が細長く、手のひらにあたる部分には毛が生えていない。親指は人の手ような機能を持っていないため、片手で物を掴むことはできず、両手でものを掴む。

川底に生息するザリガニや貝などの生き物を捕食するアライグマは、その毛が生えていない手で水の中を触り、感覚を頼りに獲物を探る。この水の中を探っている姿がまるで洗濯をしているように見えたことから、「アライグマ」と呼ばれる様になったとされる。

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動物園のアライグマには食べ物を水洗いする個体もいるが、野生のアライグマは水の中の石を探ったり、ただ前足を水の中につけることはあっても、餌や手を洗うという行動はとらないそうだ。

多くの研究者が、アライグマの前足を使った行動は、人間の様に脳の発達を推し進めているのではないかとしている。このままいけば、いつの日かアライグマも知的生命体に進化する日が来る……のかもしれない。