インドネシアの麺料理といえばミーゴレンが有名だが、そんなミーゴレンのインスタント麺を使ってバースデーケーキを作ってしまった店がある。
ジャカルタのカフェ「tot.aw」では、しかも、ケーキ以外にもインスタント麺を使って、どんんどんオリジナリティあふれまくるメニューを開発している。インスタグラムのフォロワーが5万人を超える、同店の奇抜なメニューを紹介しよう。
インスタント麺のバースデーケーキ
普通のケーキであれば、小麦粉に砂糖やパターなどを加えてスポンジケーキを焼き、そこに生クリームやフルーツでデコレーションするが、この店がメインの材料としてチョイスしたのは、地元でとてもメジャーなミーゴレンのインスタント麺。
インスタント麺をケーキ型につめて、2段に重ね、細切りの鶏肉などのトッピングで飾ってしまった。使用したインスタント麺は14~17袋で、8~10人で食べるとちょうどいいそうだ。
地元のレストラン口コミサイトや同店のインスタグラムには「甘いケーキに食べ飽きた人にいい」、「私もこんなバースデーケーキがほしい」といったコメントが多く寄せられている。ケーキ1個の値段は14万ルピア(約1100円)と、財布にもうれしいケーキだ。

インスタント麺のドーナツ
この店では、インスタント麺のドーナツもある。インスタント麺を調理して、真ん中に穴があいたドーナツ型に成形し、衣をつけた後こんがりきつね色になるまで揚げられている。見た目はコロッケのようで、中身はミーゴレンの味。だから、スイーツというよりも食事メニューと思って食べればいいかもしれない。チーズ、卵、鶏肉など6種類のフレーバーがラインナップしている。
インスタント麺のチーズケーキ
バースデーケーキの応用編で、インスタント麺のケーキの上にチーズをのせて、とろ~り溶けるようにバーナーであぶったチーズケーキもある。ここまでくると、もはや「ケーキ」という名前はついているが、完全に“おかず”と呼ぶべき。インスタント麺を違った形にして食べていると思ったらいいだろうか…。

度肝を抜くような見た目からも、インスタ映え満点のこれらのメニュー。同店がインスタグラムで多くのフォロワーを抱え、話題を呼んでいるというのもうなずける。
Makiko Sato*Discovery認定コントリビューター
雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。