覚醒剤中毒から飼い主夫婦を助けた犬…刑務所・ホームレスも経験

犬は従順な性格をもつことから、飼い主と犬の間には、これまでにも多くの感動的なエピソードが生まれている。そんな犬にまつわるエピソードといえば、覚醒剤中毒を繰り返していた飼い主夫婦を犬が救ったストーリーが、先日アメリカのテレビ局NBCで報道され話題を呼んでいる。

 

飼い主夫婦は10年も覚醒剤を使用

アメリカでペットと人との感動的な物語が生まれた。主人公となるのは、ボーダーコリー(レッド)とヒーラーのミックス犬だ。アレックスと名づけられたこの犬は、ある1組の夫婦のもとで生活するようになった。

だが飼い主の夫婦は2人とも、ひどい覚醒剤中毒者だった。彼らは覚醒剤を使ったことから、刑務所に送り込まれたことも、ホームレスになったこともある。「覚醒剤無しの生活なんて想像できなかった」というほど、10年もの間中毒から抜け出せず、あちこちを転々としながら暮らしていたそうだ。

しかし、2年前にアレックスを飼うことにしてから、彼らの人生は一変することとなった。

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覚醒剤の臭いで犬が攻撃的に!

アレックスは覚醒剤の臭いをかぐと怖がることに、彼らはすぐに気付いた。覚醒剤を使用した人の肌からも、覚醒剤の臭いをかぎとると、アレックスは恐怖を示した。そして覚醒剤が近くにあると、覚醒剤を持っている人物に噛み付くほど、異常に攻撃的になった。

彼らはアレックスがいるときにも何度か覚醒剤を使用したそうだが、そのたびにアレックスは普段の姿とは全く異なり、攻撃的な態度を示し続けた。

そんなアレックスの反応を見て、彼らはついに覚醒剤を使わないことを決意。アレックスと穏やかな日常を送るという希望が、彼らから覚醒剤中毒を断ち切ったのだ。

 

犬の嗅覚は人間のそれに比べると、100万倍とも1億倍とも言われている。きっとアレックスは、本能的に覚醒剤の臭いを悪のものだと嗅ぎ取っていたのだろう。アレックスと共にぜひ平和な毎日を送り、飼い主が覚醒剤に二度と手を出さないことを願いたい。

 

Makiko Sato*Discovery認定コントリビューター

雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。