今年も多くの地域で水害による大きな被害が出たが、水害を防ぐための施設はいったいどんなものがあるのだろうか。
堤防など様々な施設の中で、今回は動画内で作り方が紹介されている水門について少しふれたい。
水門とは、洪水などの際に主要な川(本川)の水が支川(本川に合流する小さな川や用水路など)に逆流しないようにする施設であり、河川の治水管理上、なくてはならないものだ。
支川へ本川の洪水が大量に流れ込んでくると、支川の洪水はせき止められて流れにくくなり、さらに本川洪水まで加わるので、支川の水位は急激に高くなる。そうなると最悪支川の堤防が決壊し、市街地や耕作地に甚大な被害をもたらすことになるのだ。
余談だが、人びとの命を守る水門は観光地としても人気のある場所もあるようなので、もし気になったら身近なところを調べてみても良いかもしれない。