Credit : Robert the Doll (Facebook)

幽霊が取り憑いた人形…怪奇現象を起こしたとされるロバート人形の数奇な運命

「ロバート」と名付けられた人形がある。

犬のぬいぐるみを抱えたセーラー服の可愛らしい男の子の姿をした人形には、大きな秘密がある。

現在、フロリダ州にあるイースト・マーテロー博物館に展示されているこのロバート人形には、幽霊が取り憑いているというのだ。

 

ロバート人形の周りで起こった怪異

ロバート人形は、アメリカのアーティスト、ロバート・ユージーン・オットーの所有物だった。テディベアで知られるドイツの高級玩具メーカー「シュタイフ」によって製造されており、1904年、オットーの祖父がドイツでこの人形を孫のプレゼント用に購入した。博物館の調査によると、ロバート人形は商品として作られたのではなく、店頭ディスプレイ用に作られたものの一つではないかとしている。

博物館が伝え聞いた話によると、オットーは幼い頃にこの人形が不幸をもたらしていると家族に話したが、大人達はそれを信じなかったという。だが、オットーとロバート人形が年を重ねるごとに周囲に奇妙な出来事が起こっていることに気づいていったとされる。当時、オットーは大きな屋敷に住んでいた。近所の子供達が屋敷の前を通ると、時折2階の窓にロバート人形が顔を覗かせていることがあったそうだ。子供達は気味悪がって屋敷を避けるようになっていった。

オットーはニューヨークとパリでアートを学び、1930年にフランス人女性と結婚。そして、オットーの生まれ育った屋敷へと移り住んでいた。1974年、オットーが亡くなった後、マートル・ロイターという人物がその屋敷を購入した。購入した屋敷にはロバート人形も残っていた。

そして、その屋敷の来客は奇妙な物音を聞くようになった。屋根裏の方から子供の笑い声や、けたたましい足音がするようになったのだ。また、誰かがオットーの悪口を言うと、ロバート人形の顔つきが変化したという話も残されている。ロイター自身も屋敷の中でロバート人形が走り回っていたと語っている。

Credit: Robert the Doll (Facebook)

1994年、ロバート人形はイースト・マーテロー博物館へ寄贈された。

 

ビジネスとなった呪いの人形

ロバート人形が博物館で展示されるようになってから、多くの訪問者が詰めかけた。テレビの番組でも大きく取り上げられ、映画の題材にもなった。やがて、本やTシャツなどのグッズ、ロバート人形のレプリカまで販売されるようにもなり、今ではFacebookアカウントまで持っている。

恐怖の呪いの人形は、毎年10月には巡業も行なうなど、今や地域の重要な観光資源となっている。

オフィシャルグッズ Credit: Robert the Doll (Facebook)

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