年に一度しか郵便配達が来ない極地とは…世界郵便のトリビア

世界には郵便番号が無い地域があった…。一年にたった1度しか、郵便配達が来ない世界の極地とは…?

晴れの日も嵐の日も、当たり前に日常にある郵便だが、世界には知られざるストーリーもある。そんな世界郵便にまつわるトリビアを紹介しよう。

 

香港には郵便番号がない

郵便配達を効率化・オートメーション化するために世界各国で導入されているのが、郵便番号の制度。アメリカやカナダ、ヨーロッパ各国など多数の国で郵便番号が用いられ、それによって早く正しく荷物を送り届けることが可能となる。

しかし郵便番号が存在しない場所もある。例えば、香港。香港は小さな街だから、郵便番号がなくてもスムーズに配達が可能、ということが理由のようだ。

 

世界初の切手は英ヴィクトリア女王がモチーフ

葉書や封筒を送るときになくてはならないものが、切手だ。その切手を世界で初めて発行した国がイギリスで、1840年のことになる。この年は、イギリスのヴィクトリア女王が結婚式を挙げた年で、切手のモチーフとなったのもヴィクトリア女王だった。

切手には、それを発行した国の名前が表記されているものだが、当時のその切手はヴィクトリア女王が描かれ、誰が見てもイギリスの切手とわかるものだったためか、イギリスという国名の表記がない。

Credit:Creative Commons

 

南極-日本間の郵便は年に1度

日本の郵便局が南極に存在する。それが、南極の昭和基地にある郵便局だ。さらに南極観測船「しらせ」の中にも郵便局が設けられる。一年に1度、「しらせ」によって、昭和基地で必要な建築資材や燃料・観測機器・食糧が運ばれるのだが、そのときに昭和基地やしらせの郵便局から郵便物の配達・投函が受け付けられるのだ。

ちなみに、南極ー日本間の郵便料金は日本国内と同じで、郵便の押印にはペンギンなどの特別なデザインが用いられる場合がある。

 

金額の変わりにアルファベットが明記された切手がある

切手には郵便料金の金額が必ず表記されることになっている。しかしアメリカには、数字ではなく「A」といったアルファベットだけが記された切手が存在する。

これは、郵便料金の値上げが決定していたが、肝心の新料金が決まってから新しい切手を印刷していては間に合わない事態が発生した。そんなときに、新料金分の額面であることを「A」というアルファベットで代用したのだ。現在は「A」だけでなく、「B」や「C」など「H」まであるそうだ(2005年時点)。

 

手紙を受け取ったり送ったりするときは、こんなトリビアを思い出してみると、郵便という素晴らしいサービスのありがたみをより実感できるかもしれない。

 

Makiko Sato*Discovery認定コントリビューター

雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。