ビストロ、ブラッスリー…。意外と知らないフレンチの話|世界のモノ作り

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レストラン、ビストロ、ブラッスリー、カフェ…。これらはフランスの飲食店の形態を指した言葉だ。読者のみなさんもブラッスリー以外は聞いた事があるのではないだろうか。今回は厳密な定義は曖昧になっているものの、フランスの飲食店の形態をそれぞれ紹介する。

まずはレストランから。フランスで「レストラン」というと、やや高級な料理店を指す事が多いようだ。和食で例えると料亭といったイメージだろうか。基本的にはそれ相応の服装が期待され、男性ならジャケットを着用した方が良いとされている。

「ビストロ」は、日本で言うところの居酒屋のようなイメージ。気軽で、友人や家族で訪問する食堂のような感じでドレスコードもなく、カジュアルな服装の方が多いようだ。ビストロという言葉は、ナポレオンのワーテルローの戦いでの敗北後の、1815年のパリ占領の頃にパリに来たロシア人兵士たちが、居酒屋で「bistro!(急げ!)」と叫んでいたのがその起源と言われている。

「ブラッスリー」は、もともとは「醸造所」を指す言葉で、アルザス地方でビールを飲むための居酒屋が発祥のようだ。軽い食事ができ、雰囲気的には日本のビアホールが近いかもしれない。

カフェというと日本では喫茶店のイメージだが、コーヒーだけではなく、軽食、ワインやビールなども楽しむことができる。朝昼は日本の喫茶店のように軽食やコーヒーなどを提供し、夜はワインなどアルコール類も提供するというものだ。

いかがだっただろうか。冒頭で述べたように厳密に定義があるわけではないが、今度フレンチを楽しむ機会があれば少し気にしてみてもいいのではないだろうか。