Credit : Discovery Communications

マルセイユ発祥のリキュール、パスティスとは|世界のモノ作り

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たまにはちょっと珍しいお酒を飲んでみたい!そう思われているなら、マルセイユ生まれのリキュール、パスティスはいかがだろうか。数十種類ものハーブをアルコール度数90度を超えるようなスピリッツに漬け込んで蒸留し、水などを加えてアルコール度数を下げたものだ。

もしかすると、パスティスを知らなくてもアブサンは知っているという方はいるかもしれない。実は、パスティスは元々アブサンの代用品として作られたものなのだ。現代に流通しているアブサンは安全だが、当時流通していたものは向精神作用のあるハーブを大量に含んでおり、それが幻覚や精神錯乱などの症状を引き起こしたため製造、流通、販売が禁止になった。そのアブサンの製造法を改良して生まれたのがパスティスなのだ。

そのパスティスは、今やプロヴァンス地方の料理に欠かせない存在となっている。その代表的なものがブイヤベースだ。魚貝類を香味野菜で煮込むフランスの鍋料理で、香り付けとしてパスティスが利用されるのだ。飲む場合はストレートではなく、水で5倍から7倍に割るのが一般的。水で割ると白く濁るのがパスティスの証だ。

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