Credit : Discovery Communications

まるで日本刀!ライヨールナイフの魅力を紹介|世界のモノ作り

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引くだけでスーッと肉やバターにナイフが入る気持ちよさ、研ぎたての包丁で食材を切るような感覚で食事を楽しめること。それがフランスで200年以上前から作られているライヨールナイフの魅力だ。日本刀のようなその切れ味の秘密を動画に補足するかたちで紹介したい。

一般的なナイフと違い、ライヨールナイフにはギザギザの刃がない。それは、ライヨールナイフの製造過程に秘密がある。その秘密とはずばり「鍛造」。金属をハンマー等で叩いて圧力を加え、内部の気泡などをなくすことで強度を高める昔ながらの金属加工法だ。

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ではその製造過程を見ていこう。まず、ニッケル鋼と炭素鋼の板を交互に何層にも重ね合わせたものを高温で熱し、それをハンマーで叩いていく。ニッケル鋼は鋭い切れ味を、炭素鋼は刃に柔軟性を与えるのに役立つ。画像のように1枚の板を3枚に折りたたみ、そしてまた伸ばして…という工程を繰り返し、最終的に約300層の鋼にするのだ。その後、焼き入れ、焼き戻しを行い更に強度、柔軟性を高めて完成だ。

刃に刻まれたハチ(マルハナバチ)は製造地ティエールのシンボルにもなっている。また、柄の中心部に彫られている「羊飼いの十字架」はかつて教会から遠い地の羊飼いたちが祈りを捧げた十字架だ。名高いライヨールナイフでどうぞボナペティ(召し上がれ)。

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