王家の石鹸「マルセイユ石鹸」の作り方と魅力|世界のモノ作り

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「マルセイユ石鹸」と呼ばれる石鹸を皆さんは御存知だろうか。その品質の高さから「王家の石鹸」とも呼ばれ、古くから王侯・貴族や上流階級の人々に愛用された世界的に有名なものだ。今回はそんなマルセイユ石鹸の魅力を紹介する。

その材料はシンプルで海塩、水、カセイソーダ、オリーブオイルの4つのみ。オイルとカセイソーダの化学反応を利用して石鹸を作り、海塩と水によって不純物を取り除くという工程は、1000年以上前の9世紀から変わらない作り方だ。

製法が厳格に維持されてきたのには理由がある。当時すでに好評を博していたマルセイユ石鹸を模倣した粗悪品が市場に出回るようになり、17世紀になってルイ14世が厳格な製造規定を設けたのだ。マルセイユ以外での製造を禁じ、オイルの含有率が72%以上で、かつ職人による手作りのものだけをマルセイユ石鹸として認めたのだ。

その用途は幅広く洗濯、食器洗いから、全身を洗うのはもちろん、メイク落としにも利用できる。有害な化学物質を含まないマルセイユ石鹸は肌に優しいので、幼児にも安心して使えるもの嬉しいポイントだ。