FX、外国株式、仮想通貨、海外不動産…30代男性注目の投資メリット・デメリット

日本や世界の経済の動きを把握しながら資産も増やしていくことが可能なのが、投資だ。しかし投資にもさまざまな種類があり、それぞれに向いている人や投資方法などに特徴がある。今回はFX、外国株式、仮想通貨、海外不動産の4つに焦点を絞り、それぞれのメリットとデメリットについて、三井生命保険株式会社PMMサービス事業部、渡邊裕介さんに伺った。

 

FX:ハイリスク・ハイリターンの投資、目標投資には不向き

FXは正式には「外国為替証拠金取引」と呼ばれ、簡単に言うと外貨を売買して、そのときのレートによって損益を出すこと。例えば、1ドル100円のときに10万円を出して1000ドル分購入。その後、1ドル110円になったときに1000ドルを売れば、11万円となり1万円の収益が出るというのが、基本の仕組みだ。

FXのメリット

1 小額で取引ができる
FXにはレバレッジが利用可能。レバレッジとは少額の資金(証拠金)を使うことで、実際持っている金額よりも大きな金額で取引が可能だ。

2 24時間取引可能
為替市場は24時間開いているため、仕事をしている方でも夜の時間などを利用してFXを利用できる。

3 取引手数料が安価
FXにかかる取引手数料は、一般的な外貨預金の手数料に比べてかなり安い。

4 円安・円高どちらでもチャンスがある
買いでも売りからでも取り引きをすることが出来るので、円高でも円安でも利益を得るチャンスがある。

5 金利差で利益を得るチャンスがある
金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買えば、金利差でスワップポイントを受け取ることができる。例えばオーストラリアの金利が2.5%で、日本の金利が0.1%だった場合、その差の2.4%をスワップポイントとして受け取ることができ、利益になる。

FXのデメリット

1 ハイリスク・ハイリターン
レバレッジを利用できるため、手持ちの金額よりも大きな金額を投資することが可能で、その分だけ大きな損失を被る可能性がある。

FXが向いている人

FXは、取引参加者全員の損益の合計がゼロとなる「ゼロサムゲーム」。短期的な勝ち負けに一喜一憂せず、長期的な目線で継続できる人に向いている投資だ。またチャート分析を行う必要が出るため、分析力に優れた人におすすめ。「3年後に100万円」といった目標を立てた投資には、向かない。

外国株式:情報収集力がカギ、グローバルな視点でできる投資

日本経済が横ばいで足踏みしている中、先行きの明るい海外の株式に目を向ける人もいるだろう。

外国株式のメリット

1 大きな株価上昇が期待できる
グローバルな優良企業に投資でき、世界規模での投資を行える醍醐味がある。

2 高配当が期待できる
日本国内の株式であれば配当の幅は小さいが、世界のマーケットで配当の高い企業に投資ができる。

3 円安になると為替差益が得られる
円安になると持っている外国株式の価値が上がるため、為替差益が得られる。

4 分散投資できる
投資先が日本国内だけの場合、日本経済の影響を受けてしまうが、外国株式を加えることで分散投資が可能となる。

外国株式のデメリット

配当が大きくなる可能性もあるが、投資先の国によってはリスクが高い国もある。また円高になった場合は為替差損が発生することも注意しておきたい。

外国株式が向いている人

外国株式の場合、日本国内に比べると情報量がかなり少なくなる。世界情勢は刻々と変化するため、世界のマーケットの情報を自分で集めるスキルが必要となるだろう。そのため、仕事で海外の情報に接触する機会が多い人などにおすすめだ。

仮想通貨:大儲けと大損が表裏一体…!?

近年話題の投資法、仮想通貨は大きな利益を得たという人と、大損をした人という話もある。実際はどうなのだろうか。

仮想通貨のメリット

1 資産が何倍にもなる可能性がある
投資するタイミングによって、大幅な利益を得られる場合がある。

2 運用コストが安い
ネット上でさまざまなことが簡潔する仮想通貨は、運用コストが安いことが特徴だ。

仮想通貨のデメリット

値動きが激しく、大きな損失を生む可能性は否定できない。また発行される仮想通貨に上限数が決まっていないため、極度のインフレが起きる可能性があることも忘れてはいけない。また、仮想通貨「NEM(ネム)」の不正流出事件が記憶に新しいように、ネットワーク環境や様々な法整備が追いついていないのが実情だ。

仮想通貨が向いている人

自分で情報を入手できる人であれば、先端をいくことが出来る可能性があるが、大幅な損失が起こる可能性は常につきまとう。そのため、リスクを負える範囲内での投資に抑えておくことが良いだろう。

 

海外不動産投資:節税効果もある投資法

最後に、海外に不動産を購入する不動産投資について。家賃収入や住宅価格の上昇を見越して利益を得られるが、デメリットも忘れてはいけない。

海外不動産投資のメリット

1 利回りが高い
経済成長が著しい国であれば、家賃収入や住宅価格の上昇が見込める。

2 通貨分散
不動産という資産性のある投資で、かつ外国という点で、分散投資ができる。

3 節税効果がある
海外に不動産を所有すると、日本に居住していても国内での減価償却を活用することができる。そのため節税できるケースもある。

海外不動産投資のデメリット

海外不動産をすべて現金で購入できれば問題はないが、融資を受ける場合は、国内に比べて融資制限があったり金利が格段に高かったりする。そのため、予想以上に返済額が膨らむ…といった可能性もある。、また為替の影響を受けることや、国によってリスクが高い場合もある。

海外不動産投資が向いている人

海外不動産投資の一番の肝となるのは、現地の情報だ。その国にもともと精通していたり、仕事でよく訪れたりする人ならば、そのような現地情報についてカバーできるだろう。

今回ここで紹介した4つの投資法については、どちらかというと投機的な投資が多い。具体的な将来の目標があり、それに向けて投資を利用するのなら、NISAや個人型確定拠出年金を活用しながら、国際分散投資を心がけるのがベターだ。

Makiko Sato

*Discovery認定コントリビューター

雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。

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