サバイバルのエキスパート、ベア・グリルス。
過酷な環境で生き残る方法を紹介するこのシリーズ、今回もサハラ砂漠の食事編。
食料として確保できるものが限られている砂漠の中で、トカゲは貴重なタンパク源。
これを理由にあらゆるものを食べてきたベアだが、今回はクスリサンドスキン。まるで高級化粧品のような名前だが、サンドフィッシュの一種。ベアが語る通り、砂の中を「泳ぐ」ような行動がまるで魚のようなので、多くの人からサンドフィッシュという呼び名で親しまれている。
その砂の中を泳ぐどこか愛らしい姿をカメラに向かって見せるために、捕まえた獲物をあえて逃して見せる。
「見えますか、すごいです」とやや興奮気味。
一時的にクスリサンドスキンを見失い焦りを見せるものの、すぐに確保。
サバイバルナイフで頭を切り落とし、内蔵をスルッと抜き出す。
「体はおいしそうです」と微笑みながら話すが、一口食べるといつもの険しい表情。
「血と内臓とうろこを混ぜ合わせたような感じです」
なんとも想像しにくいが、うろこ付きの魚を内蔵ごと食べるイメージでしょうか。
ところで、いつの間にか目の下に黒いものが塗られているベア。
これはプロのスポーツ選手でもよくやっている太陽光が目の下で反射してしまうことを防止する、アイブラックと同様。カンカン照りのサハラ砂漠では炭を少し塗れば砂からの反射を少し抑えられるというメリットがある。
「ひとまず栄養補給はできました」といってベアはサハラ砂漠を歩き出す。