意外と知らない!?キムチの作り方と雑学|世界のモノ作り

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日本国内で最も多く生産されている漬物はなにか、みなさんはご存知だろうか。一般社団法人「日本食品需給研究センター」(東京)が発表している統計データによると、意外かもしれないが、キムチがたくあんや浅漬を抑えて堂々の1位。そんな日本でもおなじみの存在となったキムチ、本稿ではその作り方と日本と韓国におけるキムチの違いについてしたい。

 

キムチの作り方

まず、材料の野菜に泥などが残らないようにしっかりと洗う。少しでも泥などが付着していると、発酵の過程で過剰な酸味や腐敗が生じる可能性があるため、この工程は重要だ。続いて野菜を切っていくのだが、ニンジンなどの厚い野菜は出来るだけ薄く切ることがコツだ。その方が、発酵が早く進む。最後に、切った材料に唐辛子、塩などの香辛料を加えて混ぜ合わせ、発酵専用のかめに詰めて1週間ほど発酵させたら完成だ。動画内で使用しているかめ(画像下)は2重構造になっており、外側に水を入れることで外部から空気が入らず、発酵によって生じるガスだけが外に出ていく仕組みになっている。

 

 

日本と韓国におけるキムチの違い

 韓国の本格的なキムチと日本国内で生産される多くのキムチの最も大きな違いは発酵の有無だ。韓国では、動画で紹介されているように専用のかめに野菜などの材料を入れて発酵させるのが一般的だが、日本の多くのキムチは浅漬けであることが少なくないのだ。時間が経つと発酵が進み風味の変化を楽しめるものとは違い、腐敗してしまうので賞味期限には注意が必要だ。

酷暑に見舞われて食欲がない、料理をする気にもなれない…。そんなときに本格的なキムチを食べて英気を養うのも良いかもしれない。唐辛子の辛さで食欲を取り戻すとともに、発酵食品であるため健康にも良い。ただし、キムチも漬物。塩分のとりすぎにだけはご注意を。