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パイナップルは凶器?建物?芸術?…世界で起こった3つの事件

パイナップル。ほとんどの人が食べたことがあるだろうその果物は、世界中で様々な事件を起こしているようだ。

外見はトゲトゲしていて、決して友好的には見えない。しかし、中身は柔らかく、甘く、時には酸っぱく…。そんなパイナップルは、起源は不明なものの、ブラジル南部とパラグアイに生息していたものが原住民の手によって南米全域・中米・カリブに広がったとされている。15世紀末に探検家のクリストファー・コロンブスがカリブ海南部のグアドループでパイナップルを見つけたことにより、他の大陸へ広がっていった。現在では世界中でポピュラーな果物として親しまれている。

だが……

 

パイナップルは凶器?

イングランドのレディングとリーズで毎年夏に開催されている野外ロックフェス「レディング&リーズ・フェスティバル(Reading and Leeds Festivals)」。2017年開催の同フェスでは、パイナップルの持ち込みが禁止された。パイナップルの異名を持つ危険な投擲武器「マークII手榴弾」のことではない。もちろん、果物の方だ。

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パイナップルの持ち込み禁止は、レディング&リーズ・フェスティバルにエレクトロ・バンド「グラス・アニマルズ」が出演することになったことによる。彼らの「Pork Soda」という曲の歌詞の中でパイナップルに触れる一節があり、他の音楽フェスで同曲を演奏した際に多くのファンが果物をはじめとしたパイナップル関連グッズを持ち込んでいたことが今回の禁止に繋がったとみられる。詳細は明らかにされておらず、密集したライブ会場でパイナップルの棘が危険だと判断された可能性もあれば、単なるブリティッシュジョークだった可能性もあるようだ。

余談だが、オーストラリアのクイーンズランド州で開催されている「ビッグパイナップル・ミュージック・フェスティバル(The Big Pineapple Music Festival )」は、パイナップルを模したキャラクターやディスプレイが多く登場しているが、果物のパイナップルの持ち込みは禁止されていない。

 

パイナップルは建物?

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南アフリカには約16mの巨大なパイナップルがある。その名も「The Big Pineapple」。そのままだ。

このパイナップルは突然変異によって誕生した巨大なパイナップル…ではなく、パイナップルの形を模した博物館である。周辺の地域はパイナップルの生産で知られており、その歴史を残そうと1980年代に建てられたものだ。建物は3階建てとなっており、1階ではパイナップルを加工した食品や関連グッズが買えるギフトショップが、2階には南アフリカとパイナップルの歴史を紹介する展示、3階には映像系の展示と、パイナップル畑が見渡せる展望台となっている。

 

パイナップルは芸術?

スコットランドにあるロバート・ゴートン大学で「Look Again」と題された美術展が2017年の春に開催された。そこで展示されていたものの一つは、なんの変哲もないパイナップルだった。来場者たちはその前衛的な作品に関心を示し、芸術的意味を模索した。

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その美術展の準備中のこと、同校情報ビジネス科の学生はスーパーマーケットで1ポンドのパイナップルを買ってきた。そして、展示スペースの側にそっと置いて帰った。4日後にその学生が戻ってきた時、そのパイナップルはガラスの展示用ケースの中に収められていたという。

そう、展示されていたパイナップルは、アートと間違われるだろうかと意図的に置いて帰ったいたずらだったのだ。

だが、いたずらだったこのパイナップルは多くの人の関心を集め、意味を持った。美術展の担当者は、そのパイナップルがいたずらと知った後もアートとして展示を続けたそうだ。

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