ハワイで感染が拡大、死の感染症を引き起こす寄生虫

全身の激しい痛みに苦しむ若い男性。彼を苦しめていたのは広東住血線虫という寄生虫だ。

ネズミの肺動脈に卵を生むこの寄生虫は咳あるいは糞に紛れて体外に出ると、ネズミやカエルやナメクジがそれを食べ、新たな宿主となる。この男性の場合、誤ってこの寄生虫が含まれた泥水を飲み込んでしまったために感染したと考えられている。

現在この寄生虫が引き起こす症状に対する治療法は確立されておらず、病状を緩和しながら寄生虫が死ぬのを待つことしか出来ない。この男性の場合、数ヶ月間激痛と闘ってようやく快方に向かった。

主な感染地域は東南アジアと太平洋諸島だが、近年ハワイでの感染者数が増加していることから感染の拡大が懸念されている。この地域に渡航する際には注意しておいたほうが良いかもしれない。