ハエの幼虫がまぶたで成長!?人間を蝕む寄生虫の恐怖

まぶたが異常に腫れ上がり、激しい痛みを訴える男性。彼が担当した医師が膿の状態を確認するために綿棒で突くと、腫れに出来ていた穴のなかで何かが動くのが見えた。生物がいると確信した医師によってすぐさま手術が行われ、長さが4センチ弱で円筒形の柔らかい生物が摘出された。

生物学者の協力を仰ぎ、彼のまぶたに寄生していた生物は、ウシバエの幼虫と判明した。ウシバエは米国に生息するハエの仲間でその幼虫は主に哺乳類の皮下に寄生する。しかし、幼虫が生息するのは皮下だけではない。宿主の体の奥に忍び込んで1年ほど 身を潜め成長に適した場所を探すものもいるのだ。最悪の場合、脳に到達した幼虫が神経まひを引き起こし死をもたらすこともある。

ところで、幼虫は どうやって寄生したのだろうか。ウシバエが寄生する経路は様々で、傷口に直接産卵するほか、卵を産みつけた木々に触れた宿主に移ることもある。そして孵化した幼虫は毛穴もしくは口や鼻などの開口部から体内に侵入するのだ。この男性の場合は仕事中に卵の付着した食料品を触れたことで寄生されたと考えられた。

最悪の場合死に至ることもある恐怖の寄生虫、ウシバエ。このハエが寄生がすることを防ぐにはディート配合の虫よけ剤を使用し、網戸や蚊帳を設置することが大切だ。