地球の水はどこから来たのか!? 海の誕生の秘密

水を表面にたたえ、生命を育む惑星-“地球”。地球の水はいったいどこから来たのか?

ある仮説では、遠い宇宙にある氷の天体からもたらされたという。海王星の軌道の外側にある円盤状の領域には氷の天体が存在する。これが時に彗星として地球の近くまで飛んでくることがあるのだ。

しかし地球全体の海を満たすには、平均的な大きさの彗星で数千万個必要だという。果たして本当に大量の彗星は降り注いだのか?実はその爪痕が月に残されている。手がかりはクレーターだ。

今から40年以上前、アポロ計画で月のクレーターから岩石を持ち帰り、調査。そもそもクレーターは月の形成時に作られたと推測されていたが、その数億年後にできたものだと判明した。

その当時、ガス惑星の重力が小惑星帯に浮かぶ天体をかき乱し、地球や月などの太陽に近い天体に岩の塊が降り注いだのだ。月より大きい地球は被害の程度も大きく、クレーターは数多くあったと考えられている。

ところが1990年代、ある2つの彗星を調査すると彗星の水の化学的性質は地球の海水の性質とはほとんど一致しないことが判明。つまり彗星が地球の水すべてを運んできたとは考えられないのだ。しかしここで、予期せぬ候補が現れる。

2011年、探査機ドーンが小惑星「ベスタ」を観測。これまで水は存在しないとされてきたベスタの表面に水の痕跡が発見された。さらに、ベスタの水の特徴が地球の海のものと完全に一致したのだ。

およそ40億年前、無数の小惑星が地球に衝突。衝突によって生まれた高温の熱で小惑星に閉じ込められた水は放出され、水蒸気が雨となり地上に降り注ぐ。

そしてこの水が現在も私たちの地球の海や川を満たしているのだ。

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