無人でウシの乳搾りをしてくれる自動搾乳ロボットの作り方を紹介する。
ステップ1 ウシを誘い込む
ステンレス製の檻を固定してドアを取り付け、給餌マシンを設置する。特別な餌を出してウシを呼び寄せるのだ。
ステップ2 スキャナーと識別タグを設置
スキャナーを設置して、コンピュータに接続。ウシには識別タグを付ける。タグはウシのサイズや活動量をはじめ、体重や食事量も記録する。搾乳ロボットはそのデータに基づき、ウシのペースや好みなども認識している。
ステップ3 ウシ用の洗浄マシンを設置
もちろん人の口に入るものになるので、清潔が第一だ。ウシの乳房周を洗浄し、ドロなどの汚れを落とす。また、ブラシを使うことでマッサージ効果が生まれ、乳の分泌を促す「オキシトシン」が分泌される。
ステップ4 レーザーとロボットの出番
ロボットは体高や乳頭の位置で個体を認識。そしてレーザー感知システムで搾乳機の位置を調整する。シリコンのティート付きのティートカップで吸引とリリースを繰り返して搾乳する。絞った牛乳をモニターし、乳の流れが収まってくると自動的に外れる。
効率的なシステムでウシとの関係も良好だ。