火山の噴火を予測することはできるのか?

噴火のカギを握るのはマグマ。マグマからは揮発性のガスが放出されており、その圧力が限界に達した時、噴火が起きるのだ。

火山を観測するため、導入された紫外線カメラ。火山ガスの主成分は二酸化硫黄という物質で、紫外線を吸収する性質がある。紫外線カメラを通すと、濃度が高い箇所は暗く表示される。画像から火山ガスの増加状況を読み取り、噴火の規模を予測するのだ。

しかし、予測不可能な火山もある。

その一つが2010年にアイスランドで起きた噴火だ。火山の中で出来立てのマグマと以前からあったマグマが反応を起こし、爆発が起きたのだ。当時の観測技術では地下の様子までは把握できなかった。そこでGPSを使い、宇宙から火山を観測。マグマが上昇すると火山が風船のように膨らみ、その上の地盤が変形する。地盤の動きを観測し、データを集めれば、地下のマグマの動きを把握でき、不意をつく噴火にも備えられるのだ。

まだ見ぬ次の噴火に向け、観測技術は進歩し続ける。