超音速飛行!ユーロファイター・タイフーンの秘密

超音速飛行のジェット戦闘機、ユーロファイター・タイフーン。スピードは時速2450キロ。今回はその速さの秘密を解き明かす!

タイフーンは数万のパーツから造られている。中でもカギとなるのが機体の先端近くにある小さな翼。これは、先尾翼(せんびよく)という部位。先尾翼は機動性を高め、コンピューター制御で60度以上傾けることができる。そして飛行中、毎秒50回も細かく動くことで主翼の上を流れる気流を整え、超音速飛行時の空気抵抗を和らげる。このことでスピードが保てるのだ。

しかし先尾翼は機体の中で最も負荷のかかる部位。そのため耐久性を確保する必要がある。そこで材料にはチタンを使用。そして4枚の板を重ね、熱と圧力を加えて1枚にする。ポイントは、外側の2枚の板の間を空洞にすること。空洞化することで軽量かつ必要な強度を兼ね備えた先尾翼を生み出すことができる。

航空戦術の常識を塗り替えてきたタイフーン。先進的なジェット戦闘機として今後さらなる成長が期待される。