地球以外に生命が存在する惑星

2007年5月、ハッブル宇宙望遠鏡を用いて、地球から63光年離れた惑星の観測が行われた。惑星科学者のマーク・スウェインにとって、595兆キロも離れた惑星の調査は容易ではなかった。しかし、大気が存在することが判明するとスウェインの調査に対する熱意が一気に高まった。

スウェインは大気の化学組成を解き明かすため、惑星の恒星から出ている光の波長を調べた。それは惑星が恒星の前を横切る時、出てくる恒星の光スペクトルを調べるというものだった。

そして、調査の結果、大気の成分にメタンが存在することが判明した。地球の大気には動物が出したメタンが多く含まれる。だとすると、この惑星にも生命が存在するかもしれない。しかし、地質活動でもメタンは発生するため、これは一つの可能性でしかない。そして、更なる調査の結果、この惑星が地球と同じ青色だと分かった。細かい粒子や高い層に発生する雲のせいで青いのだ。

また、地球と共通点が見つかる一方、異なる点も分かった。この惑星は太陽にあたる恒星との距離がとても近いのだ。そのため、昼間の温度は1000度近く、夜の温度も大して変わらない。こんなにも温度が高ければ地球の生物が生きるのは無理だろう。しかし、私たちが知らないところで、高温に適応できる地球外生命がもしかしたら存在するかもしれない。

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