Credit : kallerna, cropped, CC BY-SA 3.0

ギザのピラミッド近くで4500年前の家発見…住人は食品製造管理者か

4500年以上前の家2軒がエジプト、ギザのピラミッド近くで発見された。これらの家はもしかしたら当時の準軍事勢力の食料を管理する役人たちが住んでいた家の可能性がある。

 

港の家

ギザの三大ピラミッドのうち最も小さい、メンカウラー王のピラミッドが建造中であった当時、この場所に港が栄えていた。ここは当時のエジプトにとって重要な港であり、エジプト中、そして地中海東部から様々な品々が入ってきていたとされる。

今回2軒の家が発見されたのは2014年に発掘されたこの港の発掘現場だ。片方の家には、動物の管理屠殺の監督役の役人が、もう一つの家は「wadaat」という機関に属する司祭が住んでいたとみられている。

古代エジプト研究協会(以下AERA、Ancient Egypt Research Associates)会長のマーク・レナー(Mark Lehner)がLiveScienceに語るところによれば、司祭の家と思われる遺跡の近くには「wadaat」の記述のある印が複数見つかっており、この司祭はその機関に属す政府の高官であった可能性があるとのことだ。この家の構造はもう一つの建物に繋がっており、こちらは麦芽製造に使われたようで、その居住者は醸造やパン焼きの監視をしていた可能性がある。

 

1000人分の食事

Credit: Ancient Egypt Research Associates – AERA via Facebook

これらの家が見つかったのはギャラリーと呼ばれる一連の構造の近く。このギャラリーには1000人以上の準軍事勢力が住んでいたとされる。1000人を食べさせるための食事は膨大だ。AERAのクレア・マレソン(Clair Malleson)は、それだけの人を養うには古代エジプトで栽培されていたとされるエンマーコムギが一日に877.54kg必要であったであろうと計算している。

そのためこの付近で食料を製造可能なところは彼らに食料を提供していたと考えられるのだ。なおレナーによればここではギャラリー向けの食事のみならず、メンカウラー王のピラミッド建造に関わる人々にも届いていた可能性があるとしている。

AERA公式Facebookページによれば、今年の発掘からの更なる結果は近日発表するとしている。

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