死をもたらす危険ゾーン…超大質量ブラックホールの謎

謎に満ちたブラックホール。

銀河の中心には、質量が太陽の数十億倍にもなる「超大質量ブラックホール」が存在する。それは、ガスはもちろんのこと、近くにある恒星や惑星などを手当たりしだい、飲み込んでいくという。では、いったいどんな姿をしているのか?今回は探査機を送り込んだと仮定し、その謎に迫る。
ブラックホールの周りは死をもたらす危険なゾーンだ。

高温のちりとガスでできた巨大な円盤が回転し、探査機は破壊の脅威にさらされる。円盤の回転速度は非常に速いため、円盤は加熱し、宇宙でひときわ明るい光を放つ。そして探査機は、強烈な重力によってブラックホールの底なしの穴へ吸い込まれるはずだが、思わぬ動きを見せる。

なんと、他の物質と一緒に回り始めたのだ。そして回転速度は高速になり、重力をしのぐ遠心力を生み出す。探査機はその中に入ってしまえば終わりだが、ブラックホールの外で回転し続けると生き延びられるのだ。

しかし徐々に重力が遠心力に勝り、ブラックホールの奈落の底へと落とされてしまう。もし探査機が無事であれば、強烈な重力によって、1300万キロほどあるブラックホールの中心まで40秒もかからずに到達できるという。

では、ブラックホールの中は、どうなっているのか?
数字上の可能性でいうと宇宙が辿ってきた過去すべてを見渡すことができる。アインシュタインの方程式によるとブラックホールが形成されて以来、中に落ちた光は全て積み重なって存在しているというのだ。つまり、ブラックホールは宇宙の巨大な博物館なのだ。

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